読後の各話のイメージが好きです
★★★★☆
世界中の角砂糖と角砂糖を飛び回るユニコーンの話、
セイレーンを探して海賊になった男の話、
「超強力磁石」を作ろうと線路にやってきた子どもたちの話……
それぞれ、どこかで聞いたような、聞いたことが無いような
不思議な雰囲気で、一つひとつの話が綺麗な絵葉書のように
それぞれ印象に残ります。
時間がたつと、ふっと思い返してまた読みたくなるお話。
一話目がよかった
★★★☆☆
しょっぱなの一編「宇宙船で女の子をいじめる方法」のインパクトが強烈で
他の話も同じような楽しげでシュールでダークなテイストを期待していたら、
その話ほどのシュールさは他の話にはなくて、少し肩透かしを食らった。
まあ全部の話があの調子だったらそれはそれで読みづらいかもしれないけど。
とはいえなかなか面白い短編集。
さくさく読めます
★★★☆☆
たしかにいじわるな天使が気まぐれに話す不思議な物語。
星新一のショートショートの毒気を軽くしたようなかんじ。
または江国香織のホテル・カクタスに甘い毒をいれたかんじ。