無人島のライオンキングが、日本で大活躍!
★★★★☆
笑いと、たくましさと、恋愛と、いとうあさこ。
2010年8月27日、テレビ番組「中居正広のキンスマ」で、お笑い芸人いとうあさこの存在を知りました。
僕は、あまりテレビを見ないのですが、母より「おもしろいから、一緒に見なさい」との言葉で、彼女の人生探しに関心を寄せました。
良家の御嬢様が、抑圧された家庭環境から「家出」をして、一人暮らし、アルバイト生活、お笑い芸人への道と、彼女の波瀾万丈の人生に引き寄せられました。
実家のお母様は、女優・八千草薫さんのような、とても上品な雰囲気。
名門・雙葉高校時代の親友が、東京大学で教師されているとの話題など、どうして、今のようなお笑いの世界に飛び込むようになったのか、この自伝本から伝わってきます。
いとうあさこさんの幼児の頃の写真、高校時代、アルバイト時代など、彼女の歩んできた道から、生きる意欲と体当たりな生き方に、「人生を楽しむ、伊藤麻子。40歳」です。
イライラから(骨が)ギシギシへ?! ムキタマゴのようなあさこ様、新たなる旅立ち!
★★★★☆
『ザ・イロモネア』において、「タッちゃん、南を病院に連れてって!!!」で100万円ゲットしたあの時。40歳記念ロンハーどっきり企画での、酔った時のどこか愛嬌ある姿。そして『ショーバト!』で披露した、小林明子「恋におちて -Fall in Love-」のピアノ弾き語り(ただしその歌声は、ちょっと酒焼け気味)……。
もちろん一視聴者として見てきただけではあるが、いとうあさこという女性は、オレのハートをすっかりわしづかみにしてしまっている。
どこがどう魅力的だとか、うまく説明はできないけれど、何故か目が離せない。
本書は、そんな彼女の処女作で、ネタ本ではなく自伝的な一冊。
40歳の誕生日発売を目標に、かなりの突貫作業で制作されたようだ。
大阪万博の年に生まれ、『8時だョ!全員集合』の観覧に何度も出かけたという子供時代のことから、今に至るまでの激動の半生を、真摯な姿勢で振り返ってくれている。
ラジオ出演などの際、“夜のお話”などをかなりぶっちゃけて語っておられるが、そのあたりの生々しい描写はなく、表紙のイメージそのままに、お子さんが読んでも大丈夫な内容となっており、そこはガッカリしたような安心したような、ちょっと複雑な気分(その辺の“ぶっちゃけ”要素は、飲み仲間である大久保さんとの対談のページにおいて、かなり補完されている)。
活字が国語の教科書のように大きく、新書に毛が生えた程度のボリュームのため、読書慣れしていない人でもそれほど時間をかけずに読み終えることができるはず。ただ、それは逆に言うとコストパフォーマンスがあまり高くない、ということでもあって、いかにムキタマゴのような奇跡の40歳・あさこ様の処女作とはいえ、☆は4つとせざるを得なかった。
なお、『全員集合』の会場で写したものなど、写真を多数掲載。4ページあるカラー口絵もキュートでいい。
☆もっと好きになったよー☆
★★★★★
普段からブログ読んでたりTVでみるのだけど、これまで以上に彼女のことを理解できる1冊になりました。とーっても辛かったことたくさんあったと思うけど、きっと今までの全部準備だったんだろうなぁと思いました。苦労も涙も前向きに、笑いにかえちゃっているところがすごいと思いました。
あと彼女の行動力もすごいなと思いました。学生時代のポエム売りwを考えると、経営者向けじゃないかなぁと勝手に思っちゃいましたがもう少し1芸人として楽しませてください☆
大好きな一冊となりました^^