大胆かつしっかりとわかりやすくと言うよりも理解しやすく書かれていて良かったです。

書店で、何か心電図の本を・・・と思って手に取りました。
心電図、難しいですよね。
いろいろ、みなきゃいけないポイントがあって、何から見ればいいかわからない！！ってなっちゃいます。
でも、この本を読むと、「この順番で心電図に目を向けて、こう評価すればいいんだ！」ってことがわかります。
さらに付け加えるならばQRSが幅広いとか狭いとかの判断の仕方、QT間隔が長いかどうかの簡単な識別まで書いてあるんです。
ちょっと厚めでとっつきにくいところもあると思うのですが、この1冊を読めば、ほとんど心電図、わかっちゃいます。
あとは、「不整脈判読トレーニング」を読んでみて、自分の読み方が間違ってなかったかをチェックしていけば、ほぼ完璧でしょう。
確かに値段は9000円くらいで、わりと高価ですが、その価値は十分あると思います。

Ken Grauer先生の教科書はアメリカの医学生のスタンダードであると聞いて、購入しました。内容はというと、一見読みにくそうな構成だったのですが、内容は一見したイメージと全く違っていて、素晴らしいものでした。
一番よかった点は、先生の方法で心電図を読めば、どんな心電図でも読めるようになってしまうという点でした。値段は高いですが、だまされたと思って買ってみてください。９０００円以上の価値がこの本にはあります。
同著の「不整脈判読トレーニング」ももちろんいいできでした。
両方読むことをお勧めします。