ストーリーは、高校の文化祭まであと10日と迫った、下校中のゲームセンターから始まる。シューティングの腕前について、口論を始めてしまった赤井ほむらと伊集院メイ。主人公を味方につけようとする彼女らに加え、主人公に接近してくる一文字茜。彼女ら3人と過ごす、文化祭までのできごとがおもしろくも切なく語られていく。本編でくわしく語られることのなかったエピソードや、家庭事情をかいま見ることができ、さらに「ときめき」シリーズの世界観を深めることのできる作品だ。
また、『ときめきメモリアル』で1番人気の虹野沙希まで登場しているので、ファンにはとってうれしい作品といえるだろう。もちろん本作は、どういう行動をとったかでシナリオが変化し、結末も変わってくるシステムになっている。(岡田幸司)