動物に焦点をしぼったこの巻は、テレタビーズがぬいぐるみの羊のところにひとりずつ現れるところから始まる。ポーのスクーターも、ディプシーの牛革の帽子もかわいそうな羊を元気づけることができないことから、とてもタビー風の議論が始まる（「ちちゃいシツジ、さびし」）。幸せな結末の後、彼らはちょうちょに出会い、さらに彼らの隠れ家の裏手にある青々とした草原で、テリアの子犬のぬいぐるみと出会う。一方で、タビーのお腹テレビのコーナーでは、イギリスの就学前の幼児たちがペンギンに餌を与え、子犬と遊び、白鳥の赤ちゃんについて学ぶ。これらすべての動物に関する冒険は、乳幼児たちをとてもハッピーにし、タビーたちをクスクス笑いの発作に送りこむだろう。そしてなぜだかわからないけれどテレタビーズが笑うと、1歳から4歳の子どもたちも笑うということを大人たちは知るのである。難しい学術的なことはあまりここにはないかもしれないが、子どもたちにとっては純粋に楽しく、そして大人たちにとってはあのクスクス笑いを除いては平和な72分間があるのだ。（Kimberly Heinrichs）