図表が汚なすぎる・・・
★★★☆☆
原著者はVBAの専門家ではありません(恐らく訳者も)。そのためか「ブックAのユーザー定義関数を別のワークブック(B)で使えるようにする最もよい方法は、使いたい関数コードをブックBのモジュールシートにコピーするすることである」などと書いてあります(161頁)。言うまでもなく、"アドイン"にする方がもっとスマートな方法です。したがって、VBA自体については専門の入門書で学んだ方がよいと思います。
最も残念なのは、恐らく原書を粗悪なスキャナーで読み込んでそのまま使ったため、エクセルの画面の例が「真っ黒で読めない」ことです(!)。手抜きせずに同じものをエクセル上で再現して使用すれば、こんなことにはならなかったはずです。こんな状態のまま出版してしまう人達の無神経さが信じられません・・・
内容はまずまずです。
今でも「先端」を維持しているのか?
★★★★☆
オプションの理論を使って、価格モデルを作ろうかと思って
本書を買ったが、やはりやさしくはない。
理論的なことをエクセル上で学べる点は重宝している。
ただ、大学の教科書として書かれたような内容で難しいので
それなりに腰を据えて読まないと理解を深めにくいだろう。
なお、タイトルに「先端ファイナンス」とあるが、金融市場も日々発達しており、
内容が本当に「先端」を維持しているのかは、若干疑問がある。
ただ、エクセルでモデルを構築して、理論を学べるという点は非常に
ありがたく、重宝している。
やや高価な本だが、買う価値はある本。
★★★★★
下の方が仰るように、誤植や誤訳、用語の誤用などが多い印象はある。しかし、そのデメリットよりも、エクセルの使い方を知る事ができるメリットの方が遥かに大きい本。注意深く読んで、自分でチェックすることも時に必要だが、全体として、かなり役に立つ本。
誤植多数あり
★☆☆☆☆
まずもって、第10章のタイトルである二項モデルはBinominalではない。Binomialだ。学会とも研究者でもない人が訳するとこういうことになる。学会や研究団体は、訳者選定と許可を厳しくしてほしい。なお、この本原書自体にも、この人たちはプロではないと思われる術語の使用が見られる。専門ではないプログラマーや実務家の人たちは、注意をしてこの本を取り扱っていただきたい。できれば他の本で術語ややり方が正しいのかを確認しないととんでもないことをしてしまうソースとなろう。
証券アナリスト向けの教科書でしょうか。役に立ちます。
★★★★☆
本書はポートフォリオ理論やオプションの理論式をエクセルやVBAで学ぶことが出来る本です。類書が結構出版されており、ジャンルとしては徐々にマーケット関係者に浸透していると言えそうです。なお、本書の読者層はクオンツとか、証券アナリストを目指す人たちであり、一般の投資家向けではないかもしれません。アナリストやクオンツを目指す人には格好の教科書となりそうです。