クソガキに魅了される
★★★★☆
1・2話は戦国アンソロジーで掲載されていた物と同じです。バサラのイメージが強かった幸村像を塗り替えられました。
先に言っておくと、時代考証とか細かいリアリティとかを気にする人向けではないです(話もそうですが衣装とか言葉遣いとか動きとか)
ストーリーは特に大きなひねりはなく、破天荒な少年(幸村)がいろんな人たちを魅了し仲間を増やしていく話です。
なので、薄いとは言いませんが展開にドキドキハラハラはさせられません。
物語をじっくり読む漫画ではなくて、宮永さんの絵を楽しみつつ痛快な話を楽しむ漫画ではないかと。
絵はすごく書き込みがしてあって、好きでした。
門とかの建築物に施されている装飾も、衣装もすごく細かいです。ただし人物の衣装は複雑すぎてちょっと絵がみにくい。
絵とかキャラクターで漫画を買っている人には、おすすめします!
全体的に歌舞伎のような、派手は衣装立ち回り台詞回しで、キャラがとにかくかっこ良かったです。
カバー裏と、カバーの裏(←別物です)は絵がちょっとずつ違って、かなりにぎやかになってます。
最終話みたいな話が入ってましたが、また十人集まってないのでまだ続くはずです。
残りの四人どう集めるのか次巻に期待します。