サウンドはアコースティックを基調としたメロディック・ロックで、彼らならではの暖かいメロディが前面に押し出されている。
「ロック」を感じさせる部分は殆ど無いので、単純に彼らならではのメロディが楽しみたいファンに向いているだろう。
DAMN YANKEESの「ロック」の部分を期待すると拍子抜けすると思う。
アリーナロックと言えば『ミスタービッグ/バッドイングリッシュ/ジャーニー/ダムヤンキース/ナイトレンジャー/チープトリック/ベイビーズ/フォリナー/ピーターフランプトン/ラヴァーボーイ/ハート/サミーヘイガー/REOスピードワゴン/ボストン/ヨーロッパ/パットベネター』などですが、こういうようなバンドが好きな人であれば気に入るはずです。
でこのアルバムは上記のような感じのビッグなプロダクションではなくチープなプロダクションで製作されています。そのへんが好みが別れるところだと思います。
なんだかこの2人が『曲づくり』に熟達してしまい過ぎていて『すでにそこそこの曲』ならできてしまう、という部分がかなり気になりますが。
(5)で聞ける『ヤンキー丸出しの』『イージーライダーなのり』はバックグランドが隠せませんね。シビアな言い方をすれば『平均的な作品』と言えます。
全体的には『ヴェテランの貫禄をじわじわと感じさせる歴戦の音楽家が作った』リラックスして聞ける『フォークロック』と言えるのではないでしょうか。ドンゲーマンのプロデュースしたかなり渋めのロックなので『ハードでメタリックな音像は決して期待しないで下さいね』
そのへんが『評価がまっぷたつに』別れる部分で重要なとこなのですが
んぢゃ