とっても優しくて、癒される曲ばかりです。
西村由紀江のＣＤは、たくさんありますが、私はピアノのみの演奏ＣＤが好きです。このＣＤは、何回聴いても飽きないし、良い曲ばかりです。
西村由紀江BEST しあわせまでもう少し

西村由紀江の魅力は、何と言ってもその正確なタッチ、アゴーギクやディナーミクといったクラシックの素養に裏打ちされた揺るぎない表現力、そしてのびのびとした親しみやすいメロディだろう。日本人らしい“和”な感覚もとても強いと思う。ヨナ抜き音階を使っているというわけでもないのに不思議と聴く者にノスタルジーを呼び起こすそのサウンドは、天与のセンスというほかないだろう。

本作は、いくつかあるベスト版の中でもいちばん気に入っている一枚。単なるヒーリングともニューエイジとも違う、西村由紀江というジャンルの音楽の魅力を十分に堪能できるベスト版だと思う。再録音により、音も演奏もオリジナルよりいっそう良くなっている。

マイナー調のナンバー3曲を含むが、全体的にはタイトルどおり幸福感に満ちていて、緑の季節の高原を思わせるような選曲。<3>のようなスケルツォ（？）から、重々しいソロ、アコースティックギターとのデュオ、美しいオーケストラとのコラボレーションまで、バラエティに富んでいて聞き飽きない。<6>は切ないメロディーが頭から離れない、大好きな曲である。

起床時間にタイマーでセットしておくと実に気持ちよく目覚められる。ただし、心地ちよくなって二度寝しないように要注意。

うつネットのHPから西村由紀江さんのことを知り、癒しのために本アルバムを
購入して聴いています。
本当に美しいピアノの音色に、心の悩みなどが少し軽くなる、そんな気がします。
特に最初の曲、「あなたに最高のしあわせを」と「心が満ちる時」が好きです。
日本人の何となくしっとりとした情緒のあるメロディーラインは、
この慌ただしい毎日の中での、ほんの少しの心の清涼剤のようです。
機会があれば、是非他の作品も聴いてみたい、そんな気分になりました。

西村由紀江さんのピアノを聞いていると、ヒーリングという言葉がまるで彼女のためにあるような気がします。心や体が疲れきった時など彼女の優しいピアノが心を癒してくれます。
さて、これは西村さんとしては９２年の「SUPER BEST」以来となるベストアルバムです。このアルバムでは彼女が今まで作り上げてきた代表的なナンバー１８曲が収められているのですが、そのうち１２曲が再録音されたものなので、元のアルバムを持っていたとしても十分に楽しめる内容となっています。
再録音された音楽では、比較的テンポを落としてゆったりと演奏しているのが特長で、落ち着いた雰囲気を感じるとともに、スケールの大きさも感じるように思います。
とりわけ特筆すべきところでは、「すき」で、オリジナルに比べ２倍以上のロングバージョンとなっており、聴き応え十分であること、「木漏れ日の中で」がピアノのみの演奏となっていてとても新鮮に感じることでしょうか（元のアレンジでは演奏の息が合っていなかった）。唯一「あなたに最高のしあわせを」については、オリジナルの勢いある演奏の方が良かったように思いますが･･･。
もしこれらの音楽が気に入ったようでしたら、彼女初期の傑作「Lyrisme」や９５年の「Virgin」あたりを聴かれてはいかがでしょうか。これらのアルバムには西村さんにしか成し得なかったであろうエッセンスが凝縮されています。

西村さんのベストアルバム、１８曲入ってお得です。
就寝前のリラックスタイムのBGMとして最高です。すんなりと耳になじんでくれるピアノの旋律に心が癒されます。

『とまどい』はピッタリのタイトルに納得。そして不思議な安らぎがあります。
『風のスキップ』などはTV番組などで聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。

西村さんの曲を身近に感じてもらえると思いますので、ぜひおすすめしたいです。