一から築いていく家族愛
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親戚中にたらい回しにされていた亡くなった従妹の子供達を引き取ることになったヒロイン。
従妹の子供達は何かと周囲が騒がしいのでボディーガードのような役割を期待して彼女はヒーローを雇うことにしました。
前作で何となく良い雰囲気になっていた二人ですが、どうやらヒロインはヒーローを一度振っているようで、今作はその三ヵ月後の再会みたいです。
見所は、子供達とヒーローとヒロインの家族愛。しかもただの家族愛ではなく、ほぼ初対面の面々が徐々に結束を強めていく様子がとても微笑ましく描かれています。
ヒロインは親の愛情を知らずに育っているのでいい保護者になれるか悩んでいますが、とても愛情深く、立派に母親役をこなしています。
ヒーローも女たらしの独身主義者で一見強面ですが頼りになる優しい父親役。
二人とも子供達に懐かれると思わず涙が出そうになってしまうという描写がますます彼らの愛情深さを物語っています。
もちろん、一緒に家族愛を築いていくうちに恋愛感情も大きくなっていく素敵な展開もたっぷりあります。
心が温かくなるようなとても良いお話なのでぜひおススメしたいです!
とても楽しめました。
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冒頭部分から、結構引きけられて、一気に読めそうな感じで、飽きることなく読めました。主人公のふたりだけでなく、いろいろな人物が次回を期待させます。シリーズで読めば、楽しさアップだと思います。お気に入りの一冊です。
テーマは家族愛かな?
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ヒロイン・ルナは世慣れたクールでセクシーな美女。
ヒーロー・ジョーは探偵など怪しげな仕事で身を立てている危険な一匹狼。
どうみてもハードなサスペンス向きの組み合わせと思いきや、予想外の家族愛の物語。
この二人が母親を亡くした姉弟を守るために、親がわりになって奮闘するんです。
子供達も可愛くて、なんだか暖かな気持ちで読めるロマンス。
冒頭、とっても情けないジョーがどんどん頼もしくなっていくのも◎。