天地無用の新世界
★★★★☆
西南が慕っていた先輩・美希が、海賊タラントによって殺される。
タラントは、西南のために捕らえらるという父と兄の醜態が彼のプライドが許せなかったから、美希のいる中継ステーション艦を襲い
父と兄そして、美希を含むGP(ギャラクシーポリス)の研修生を殺害したのだった。
美希の死に深い絶望を憶える西南。
そんな西南にかける言葉もなく、霧恋や雨音・エルマは自問する。
そのとき、西南は思いがけない人物と再開して心が癒される事になった。
一方、GPや銀河連邦軍にとっても、西南は疎ましい存在となっていた。西南の取り扱いに悩まされていたのだ。
西南を執拗に狙う海賊・タラント
そして樹雷など、宇宙レベルの思惑が、西南が知らないところで彼の周りで交錯する。
こんな、何とも雄大なスケールに物語が進んできました。
しかし物語の展開は、西南にとって苦しいものばかりではありません
なぜなら、彼には霧恋を初め、心強い存在がいるからです。
また、瀬戸や鷲羽など、どうにも油断はならないが、とりあえず強力な存在が後見として控えています。
話はテンポよく進み。
西南も愉快な仲間達と共に何かと青春の一時を過ごしてくれますが、かつてない危機も西南を襲うなど、展開は怒濤のごとくです。
アニメ版ではわからなかったことも小説版で理解でき、またアニメ版には無い展開などもあり、物語がより広がっていきます
さすが、真・天地無用
★★★★★
キャラ達の意外な一面や世界観の補完、裏話的なものまで真・天地無用シリーズはアニメを知っているファンには非常に読み応えのある作品です。
小説のみで理解するのは無理では?
★★☆☆☆
アニメGXPを数話しか見ていないせいかなかなか物語が掴めません、SFの専門用語みたいなのが多いですしなにしろ登場人物が多いのでキャラクター紹介でもつけてくれないと把握できないです。パラレルということなのでしょうが今までの天地無用とは微妙にキャラ設定も変えてあります天地の母が清音とか意味分からないです。
待ってましたの5冊目
★★★★☆
梶島天地の聖典OVAシリーズの発売は第一期の第1巻1992年9月25日発売。最新の第三期プラス1が2005年9月14日発売で13年かかってシリーズは未完。
それに比べるとラストがハッキリしているこのシリーズ。でも、現在テレビ版では10話のエピソード。テレビ版26話と比較すると後7、8年ぐらいはかかる予定。
ファンとして早く読みたいけど、それ以上に後7、8年も本当に出してくれるのだろうか?途中で適当に切り上げられるのでないだろうか?と心配と不安が一杯。
でも、待つしかないんだろうなぁ……。
次巻まで、後一年の辛抱です。
西南、遂に守蛇怪に・・・
★★★★★
収録内容
・1「選択と再会」
タラント襲撃により美希が犠牲になった事を知った西南達、ショックを受けた彼らは・・・
・2「希望と平穏」
アイリの工房に連れてこられた博司そこで彼が出会ったのは・・・そして西南は二度目の生体強化を受けて・・・
・3「合同訓練旅行」
美希の事件から2ヵ月後、雨音を副艦長とした船で西南は宇宙へ・・・
・4「平穏と狂気の洗礼」
GP本部へ向かった西南は途中で美兎跳と出会い、霧恋の乗る囮艦へ、そこで宿命の相手と・・・
・5「迷いと決意」
何も出来なかった事や霧恋に対する思いに雨音の前で語る西南、そして退院した彼に与えられた命令は・・・
・あとがき
あとがき劇場2 魎皇鬼との電話の後、海のもとへ電話をかけた西南は・・・
アニメ版とはエピソードの時期が代わったりと、文庫のオリジナル要素もありとても楽しめる内容となっています。
次巻はリョーコ・バルタとネージュ・ナ・メルマスの話が中心となった内容のようです。