カナダに行くための入門書として手軽に読める一冊です。幅広くカナダを知りたい人ならこの書籍はオススメです。留学を考えてる人どうぞ。

タイトルの通り60章に亘ってカナダの自然、歴史、政治経済、文化、社会等につき幅広く解説している。
大学教授を中心に29名が執筆、各章数ページ、計300ページ強で一冊の本を構成。夫々手軽に読める反面、一部上滑りの感あるが、紙数の制限もあり致し方ないだろう。
60章は以下の8部門に分かれている。
I.　自然と環境（含、各観光地）
II. 歴史（ヌーヴェルフランス、イギリスの進出、1812年戦争から現代）
III.政治・外交（連邦主義、ケベック問題、対米関係など）
IV. 経済（天然産品輸出、経済ナショナリズム、NAFTA、IT、日系の進出等）
V. 民族のモザイク（インディアン、イヌイット、メーティス、英、仏、日系カナダ人等）
VI. 社会（2言語国家、オーカナダ、アメリカ人との違い、メディア等）

VII.教育・言語・スポーツ（教育制度、大学、アイスホッケー）
VIII.人物（ハーバートノーマン、オスカーピーターソン等"代表的カナダ人"）
カナダで留学あるいは暮らして見たい人は必読、観光旅行を考えている人にもお薦めできる。