最終巻にふさわしいエロさ!
★★★★★
エロ要素をふんだんに盛り込んだH&Hシリーズですが、最終巻となるだけあって、いつも以上にエッチな内容となっています。
この巻では、美魚、美鳥編を守崎みさおさんが、沙耶編を蒼月しのぶさんが執筆。
まず、美魚、美鳥編ですが、これまでの作品でもかなりエッチな内容を書いてきた守崎みさおさんの作品だけに、今回も非常にエッチな内容となっています。
本編でもよく妄想を繰り広げていた西園美魚のキャラを活かし、ありとあらゆるエッチ描写がてんこ盛り状態。
シリーズを通しても、特にエッチ描写を強い作品と言えるでしょう。
一方、沙耶は第一巻に続いて再びの登場ですが、ストーリーも第一巻とつながっており、第一巻で恋人となった後のストーリーが描かれます。
そのため前回はエッチシーンは小説の最後の部分のみでしたが、今回は全編にわたってエッチシーンが描かれており、非常に濃密な内容となっています。
もちろん、これまでの巻で蒼月しのぶさんが描いてきたようなラブコメ要素も健在。
特に、原作ゲームをプレイされた方なら、沙耶編のラストシーンは必見と言えるでしょう。
エロパロはちょっと…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、作品の持つ世界観や設定、キャラクターの特徴などがきちんと検証されており、ただのエロパロには留まらない完成度に仕上がっています。
ゲームのネタバレ要素もあるので、未プレイの方にはオススメできませんが、プレイされた方には、ぜひとも手にとってほしい一冊です。