とはいえ、この能力はインディアンのみが持ち得るものではなく、自然の中で暮らしていた人なら誰もが見につけざるを得なかった能力なのだろう。(長谷川四郎訳の「ザルスウ・ウザーラ」の主人公も同様の能力を示している。)
「自然の中で暮らす」とは、豊かな自然環境の中で文化生活を送ることではなく、住処も食事も脅威も自然から受け取ることなのだと認識させられる。