13ゴースト(2001) [DVD]
価格: ¥8
豪華なセット、身の毛もよだつメーキャップ、うずまく狂気のエネルギー…。ホラー映画の大御所、ウィリアム・キャッスル監督の1960年の作品を完全リメイク。オリジナル版では、観客が「イリュージョン・オー」という特殊メガネをかけると、映画に出てくるゴーストの姿が見える仕掛けになっていた。観客を楽しませようとするキャッスル監督の遊び心だ。今回のリメイクでは、そのサービス精神を生かして、血しぶきや内臓を派手に飛ばす。今回の製作指揮をとった2人の監督は、『TATARI タタリ』(1999年)でもキャッスル監督の『地獄へつゞく道』をリメイクしている。ストーリーラインは、オリジナル版とほぼ同じ。貧しい親子が、遺産として豪華な一軒家を譲り受けたことからすべてが始まる。その屋敷は、特殊なラテン語の呪文を彫りこんだガラスで作られており、足を踏み入れた人間を迷路に誘い込む巨大な装置だった。そして、そこにはゴーストたちが集められていた。呪われた遺産を相続する一家の父親にトニー・シャローブ。その娘には、『アメリカン・パイ』のシャノン・エリザベス。親子に協力する心霊研究家に『スクリーム『のマシュー・リラード。同じく霊魂開放活動家にエンベス・デイビッツ。ストーリーに飛びぬけたところはないが、大絶叫しながら存分に楽しめる。ただ、叫びすぎて後でどっと疲れがでるかもしれない。(Jeff Shannon, Amazon.com)