「ホラー+ミステリー」のバランスが取れた良作
★★★★☆
チャットルームに現れる中学時代の同級生の亡霊に次々とチャットメンバーが殺されていく。各人の個人情報など知り得ない以上、本当にインターネットに潜む亡霊の仕業なのか?それとも現実の人間による復讐か?
いかにもホラーらしいありがちな設定なので、あまり期待はしていなかったが、これがなかなか完成度が高い作品。どこのレビュー紹介でも「ホラー小説」としか書いていないので、「着信アリ」みたいな呪いや怨霊に襲われるだけの単純なホラーかと思っていたが、さにあらず。伏線の回収と共に二転三転する衝撃の展開に加え、「誰が何の目的で?」という謎解きミステリーの要素が強い作品で、最後までどうなるか分からないハラハラ感が持続する。
正直、かなりご都合主義的な部分もあるのだが、それ以上に先が気になる怒涛のストーリー展開に飲み込まれてしまう。
ただ、個人的にあのラストのどんでん返しは不要に感じてしまった。確かに衝撃的な結末ではあるが、あれはさすがに無理があるでしょ。「整合性」より「意外性」を取ったという印象。何より後味が悪い。あの人物の「狂気の背景」がまったく描かれていないので余計にそう感じてしまう。ここで賛否が分かれるかも。
面白い!
★★★★★
友達にかりて1、2とも読みました。
一言、これは面白い!
ホラーでは中々ない面白さがあります。
恐怖、一体仲間を殺していくのは誰なのか。
スリルでグロイ表現がリアルで次次!と一気に読めました。
最後の終わり方はさすが。
予想を遥かに超えてました。
謎を一緒にとく、最後の終わりがまさか!
が好きな方にはたまらないです
2も是非オススメします。
いい意味で裏切らず、いい意味で裏切ってくれました。
面白かった!!
★★★★★
大筋のストーリーはホラーでよくありがちな感じ、文章自体も読み易い部類だと思った
…だが、その読み易くありがちな設定でありながら、無駄に長い事件前の前説はほぼなく、純粋にサスペンスホラーとして全編に渡って緊張感や恐怖が満ちた世界観を楽しめ、今や身近なインターネットを使ったホラーの中では間違いなく傑作だと思う
特に二転も三転もして明かされる真相は、(良い意味で)必ず期待を裏切られることでしょう!!
あまり小説を読み慣れていない人でも手軽に読めると思います! オススメです!!