本屋にて見た程度ですが、内容がとてもよかったです。
前半はイラストが多数掲載されており、後半は全話についての説明や絵コンテなどが載せられています。

私が特に注目した点は、オープニングの絵コンテです。
1枚1枚最後まですべてのカットの絵コンテが掲載されており、とても勉強になりました。
そのほかに声優インタビューやスタッフインタビューなどもあり、とても充実した1冊になっています。

何百年も生き続ける夜禍人についてドラマチックに描いたこの作品も、出来の割にはあまりヒットしたとは言い難い。個人的には設定、ストーリー等も秀逸だと思ったが、１クールという話の短さがＯＶＡ的で受け入れられにくかったのだろうか？
さてこの本はこの「ｓｏｌａ」について解説したビジュアルブックなのであるが、構成等は他のアニメのビジュアルブックとほぼ同じで、アニメ誌の表紙等を飾ったグラビア画、設定資料、声優等のスタッフインタビューなどで構成されている。しかし他のものと比べてもカラーページが多めなのはアニメの本としては魅力的である。
実はこの作品は愚生の住む地方ではＴＶでタイムリーに見る事は出来なかったので、ＤＶＤで見なければならなかったのだが、この本を見る事によってストーリーがバレてしまうと言えばそうなのだが、この辺りは完璧に説明せず、ややぼかしてあるので、現在ＤＶＤが全巻出揃っていないという点に考慮したかと思われる。
玉石混交の如く沢山のアニメ作品が出ては消えてゆく昨今ではあるが、この作品も記憶に留めておきたいものの一つだ。