尾崎紀世彦 その日本人離れした歌唱の魅力の全て
★★★★★
尾崎紀世彦のベスト・アルバムを聴くに連れ、日本の歌謡曲界の枠に入りきれないスケールの大きさを感じています。
大ヒット曲「また逢う日まで」は、オリジナルだけでなくカラオケまでついています。「さよならをもう一度」やデビューシングル「別れの夜明け」から、洋楽のカバーまで、その魅力を余す所無く聴き取れるようになっているアルバムでした。
日本人には珍しいトランペット・テナーです。のどの開いた響きの豊かな歌唱は、ポップスもカンツォーネも歌えますし、後に目指したカントリー・アンド・ウェスタンも歌いこなせる実力の持ち主です。
リーフレットの解説に、デビューに至るまでのエピソードが、中川雅博氏の文章で綴られており、まさしくトム・ジョーンズに称えられることがありました。「ラブ・ミー・トゥナイト」での熱唱を聴きますと、確かにそう感じます。その評価も、その風貌やダイナミックな歌唱ぶりから取られたのでしょう。
「この胸のときめきを」や「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」は、1970年代前半の洋楽全盛の頃、よく聴かれた音楽ですし、「マイ・ウェイ」や「太陽は燃えている」のような英語のバラードも申し分無く、どれも収録から30年以上経っていますが、今でも全く引けを取らない実力振りには驚きます。
ズー・ニー・ヴーの4枚目のシングル「ひとりの悲しみ」が売れなくて、阿久悠が歌詞を代えて「また逢う日まで」を世に出したエピソードは比較的知られていますが、歌や歌手の運命のいたずらを思わないわけには行きません。日本で一番多くの歌詞を紡いだ阿久悠と同じく一番多くの曲を残している筒美京平が、初めてコンビを組んだ曲だというのも不思議な縁を感じます。
御年65歳ですが、最近の歌声を聴いてもその美声は衰えることを知りません。それも凄いことですね。
カントリーウェスタンが最も似合う声と歌唱スタイル
★★★★☆
このアルバムに飽き足らず、「尾崎紀世彦の世界」を買いました。かまやつのお馴染の「どうにかなるさ」。かまやつが歌うと、あー日本のフォークだねー…しかし、尾崎が歌うと見事なカントリーウェスタンになります。驚きです。持ち歌は今となっては、彼のボーカリストとしての可能性を押しとどめているような感じさえします。もちろん、「また逢う日まで」は彼以外にはありえなかったと思いますが。もっともっといろんな歌を聴きたいですね。本家を超えちゃう歌唱は、このアルバムにもありますし。
往年の名ボーカリスト
★★★★★
僕はまだ十代ですが尾崎紀世彦さんの名前は以前から知っていました。しかし、何せ70年代に第一線で活躍していた方ですからなかなか音源が手に入りませんでした。そんな時、このCDを見つけて即購入。価格の割にボリュームがありとても満足しています。当時を懐かしむ方も、若い世代の方も、往年の名歌手の歌唱力を堪能できる一枚です。
☆最高の歌唱力☆
★★★★★
「また逢う日まで」から始まり、「また逢う日まで」で終わるこのアルバムは、タイトルどおりのゴールデン☆ベスト!!!全曲魅了されました。魅了という言葉は目だけで感じるものではないのですね。特に、この曲は一日に一度は口ずさんでしまう名曲。私の心の中に永遠に生き続けることでしょう。大切にします。ワイルドジャケットお気に入りです。
☆最高の歌唱力☆
★★★★★
「また逢う日まで」から始まり、「また逢う日まで」で終わるこのアルバムは、タイトルどおりのゴールデン☆ベスト!!!全曲魅了されました。魅了という言葉は目だけで感じるものではないのですね。特に、一日に一回は口ずさんでしまうこの曲は永久に私の心に生き続けることでしょう。大切にします。それにしてもワイルドジャケットですね。