何が著者を突き動かしたのか
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いったい、何が著者を突き動かし、
このようなバカバカしく地道でいて
素晴らしい調査をさせたのか。
写真はない。カラーページもない。
装丁は夢の国ディズニーリゾートの
対極にあると言ってもいいほどの質素さである。
しかし質実剛健という言葉がぴったり来る
その情報量には素直に脱帽する。
どのトイレが一番すいているか、
どのレジに並ぶべきか
ファストパスが発券中止になるのはいつか・・・
どれもこれも他のガイドブックとは一線を画す、
裏技的でありながら非常に有用な情報が満載である。
これ、調べるのにどれだけディズニーランドへ通ったんだろうか・・・?
おそらく著者は目をつぶってでも
ビッグサンダーマウンテンまで辿りつけるに違いない。
読み物としても良い。
文体が軽く、端々に冗談が散りばめられているため、
活字ばかりの本でありながら、
本が苦手な人でも難なく読めてしまうだろう。
そして行間に見え隠れする
著者の圧倒的でいて、ディズニリゾート以外では
全く役に立たない無駄知識の膨大さに唸ること間違いなしである。
こういう馬鹿なことを全力でやる大人は大好きである。
ディズニーリゾートへ行こうと思う人ならば
誰もが知りたいと思いつつ、
入手することができなかった情報を
惜しむことなくまとめ上げた渾身の一冊。
それでいて低価格。
こんなに安くて利益は上がっているのか?
調査員全員の年間パスは誰が手配したんだろうか?
などなど、冒頭の疑問を抱かずにはいられない。
なお、初版は2007年発行だが一度改定して
マイナーチェンジしている。
情報はやや古いものの2010年7月時点で
全く問題なく利用できたことを付け加えておく。
おもしろい
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とにかくおもしろい。そして役に立つ。ランドは何回も行っているけどシーは初めて。何か良い本はないかと探してこの本を買いましたが正解でした。字だけで写真はありませんが、文章だけで充分です。筆者が自分の足で調べただけはあります。夏休みに何年ぶりかでいきますが、この本を参考に楽しんできます。
死にたくなければ読みましょう。
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たとえば、あなたがマリオだとします。スーパーマリオ。あのヒゲ。
そして東京ディズニーリゾートは、マリオの冒険する世界、キノコ王国です。
この時点で付いてこれない方は、さっさと下の「いいえ」を押して次に行ったら良いのです。
さて、マリオが意気揚々とキノコ王国に繰り出します。
幸いなことに、取扱説明書(薄いガイドマップね)は無条件でゲットできるので、
キノコ王国に関する基本的な情報は得られます。
しかし実際には、ほとんどの方が1面もクリアできず、失敗し、すぐ死にます。
いやいや、あなたも初プレイのとき、最初のクリボーで死んだでしょ?
まあ、これがファミコンの話なら良いんですよ。次の瞬間にはもうリスタートしてますから。
現実は厳しい。
あなたというマリオが、リゾートというキノコ王国で「うわ、失敗した」と思っても、
今日というかけがえの無い1日は、絶対にリスタートできないのです。
数年に1度しかインパークできない、遠方にお住まいの方であれば、尚更ですね。
取扱説明書には、実際の冒険で肝となる情報は全くといって良いほど載っていません。
だから死にます。初心者は死ぬ(失敗する)という前提で作られた場所です。キノコ王国もリゾートも。
この本はまさに、経験値不足なマリオのための「攻略本」です。
ワープゾーンの場所も、無限増殖のやり方も、全部載っています。
実際の冒険で肝となる情報しか書かれていない、夢もへったくれも無い本です。
リゾートで一度でも死んだことのあるという、そこのあなた、ぜひ読んで下さい。
じゃないと、最初のクリボーを無事回避できたとしても、次のノコノコでまた死にますよ。必ず。
ちなみに「3年前の本で情報が古い」というレビューもありますが、
改訂による追記でライド&ゴーシークまでの情報はしっかり書かれています。大丈夫。
すごく役立ちました
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この本を参考に中学生の息子と、計画作成。
結果として、夏休み期間中にもかかわらず
ディズニーランド二日と シー一日で
のべ40個くらいのアトラクションに乗れました。
プーさんのハニーハントは3回のれました。
スプラッシュも3回、スペースマウンテンも3回のりました。
本当に 本当に
満足しています
「2個しかのれなかったわ!]
という方、
この本見て研究してください
トイレの個数まで明記してあるので
大助かり。
また、アトラクションのオリジナル映画や、作品のストーリーも
あらすじが紹介されており、乗った時に楽しさ倍増です。
うちは家族でしたが、
ディズニーランドでうまくデートする方法なんか
とても楽しく読めました。
読み物としてもよくできています。
実用的!!
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ディズニーリゾートでの思い出の作り方が良くわかる本です。
自分が子ども達と行った時に事前に読んでおいて良かったです。
よくあるカラーのグッツ特集などは無いです。
グッツ特集なんて必要ありません。
グッツを買いに行くわけではなく思い出を作りに行くのですから。
本当にどう楽しませるか?がぎっしりです。
一番下の三女(2歳11ヶ月)が2歳児が怖がるであろう乗り物リストにあがっていた乗り物に乗せたら眠い!帰る!と騒ぎ出し反省したり。
それぐらい、データが信憑性があるということでオススメ。