良い映画なのですが、何か心にざらっとした後味が残りました。
妻が夫の愛に気付いたのは、夫が自身ために貯めていたお金を
妻の両親のために使ってくれた時でした。

　もし夫がそれほどお金を持っていなければ、どうなったのだろうか？
と、思いました。

　自分の大切にしているものを相手のために犠牲にするという点では
同じかもしれませんが、夫の懐中時計用チェーンを買うために
黒髪を切って売った妻と、妻の櫛を買うために懐中時計を売った
夫の話とは違って、何かピュアさを感じられない映画でした。

私は未婚ですが、本当に感動しました。何度見てもいい映画です。日本で上映されていないのがもったいないくらいです。
最近の映画は見ても何か心にもやもやが残るものが多いです。でも、この映画は見た後の心が満たされます。
本当の愛は自分では生み出すことができないのだ、ということに気づいてケイレブが妻に向きあい変えられていく姿に感動です。
老若男女問わず見ていただきたい作品です。この映画の監督の前作品「フェイシング　ザ　ジャイアント」もお勧めです。

夫婦関係、ﾊﾟｰﾄﾅｰとの信頼関係がﾃｰﾏ。

消防士ｹｲﾚﾌﾞが離婚寸前の妻と
もう一度やり直すために、
信頼を取り戻す努力を描いている。

彼の努力は報われず、何度も挫折しそうになる。
何でも、成果が出るまでの変化のない期間が
一番辛いと思う。
そこの苦悩，葛藤を重点的に描いていて、
とても伝わってくる。

人間味の伝わってくる作品だと
思いながら観ていたけれど、
それだけで終わらず、ﾗｽﾄが素晴らしい。

とても奥深い作品だと思う。

夫のケイレブが何度も、くじけそうになりながら無条件の愛を実行していく様子は、痛々しいほど。
いつの間にか、一生懸命ケイレブを応援していました。

愛ってこういうことなのだと教えてくれる作品です。

残念ながら私が離婚経験者であるので、実際にはこんなにうまく行かないと思ってしまいました。
離婚を叫んでいたケイレブが、あっさりとこのプランを受け入れ実行に移すあたりが、少し現実離れしていると感じたので4つ星です。

すばらしい感動的なラブストーリー。何回見ても泣きました。結婚している人だけでなく、だれでも見て欲しい！離婚目前の絶望的な夫婦関係がどのように回復していくか、希望を持ち直すか。映画に出ていた「決断する愛」をやってみたい。