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バドの扉がひらくとき

価格: ¥1,680
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: 徳間書店
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ハッピーエンドにホッ! ★★★★☆
バドが6歳のある日、一緒に暮らしていたママが突然死んでしまいます。

バドは子どもの家に引き取られ、
その後、10歳の時に引き取られた理不尽極まりない養父母の家から飛び出します。
ママが遺してくれたジャズバンドのチラシを手がかりにして、
まだ見ぬ実のお父さんを捜す旅が始まるのです。

1930年代の大恐慌のまっただなか、
ひとりで捜しに出ようとした黒人少年・バドの勇気と知恵、
手を差し伸べた、心暖かい人々に、まず感動しました。

バドは日々の食糧をなんとか確保して生き延び
そして捜し求めていたお父さんではありませんが、
彼のお母さんを捜し求めていた肉親(祖父)に出会うことができ
物語はうまく着地します。

困難を乗り越えながら願いを実現するストーリーも
もちろん素晴らしいのですが、
その時代に生きた人々、黒人差別、孤児の耐え難い現実が
散りばめられていて、何度も立ち止まりながら読みました。

それにしても作者のユーモア溢れる語り口がいい。
重い話なのに、終始、心を和ませてくれました。


子どもってこんなに逞しいのかな? ★★★★★
6歳の時に母と死別して施設や里親との間を行ったりきたりするバド。そんな環境で大人を鋭く観察して体に叩き込まれた教訓“バドの知恵”もなるほどと頷けるものが多い。苦労しながら本当の肉親に巡り合える事になった終わり方ももちろんよかったし、この物語に出てくる人物たちが実に味わい深い人たちが多いなと思いました。ぎっちょのルイスさんに偏屈なハーマン、たのしいバンド仲間の面々。今にもお話から飛び出してきそうだった。
賢くユーモアのある主人公に感激!! ★★★★★
たまには、絵本ばかりでなく、児童書を読もうと思ったときに、図書館の棚で見つけました。
施設で育った主人公のバドが、母親の死後、母親の机の引き出しに残っていたコンサートのチラシを頼りに父親を探しに行きます。要所要所に「パドの知恵XX番」というのがあり、それがまた面白くて、話をひきたててくれます。

困難に遭いながら、それを乗り越え、前向きに進んでいく姿は、希望を与えてくれます。
音楽好きの人にも、そうでない人にも、人情物好きな人も苦手な人も、是非一度、手にとって読んでください。感動のストーリーが待っています。

思わずジャズをB・G・Mにしたくなる ★★★★★
すごい。こんなに楽しく深刻な問題を読ませてしまうとは。
バドは10才。偽善者の白人に引き取られ、その家の息子に、理不尽にいじめられている。ある日、とうとう我慢できなくなったバドは家出し、顔も知らない父親を捜す旅に出た。たった1枚のチラシを手がかりに…。
人種差別、大恐慌、そんな逆風にもめげずにたくましく生きる黒人たち。

親の愛、家族の愛、仲間の愛…読み終えたときには泣き笑いしてました。

後日、道端に転がる石に日付と地名を書き込み、ハーマンを気取ったのは言うまでもありません。
ニューベリー賞受賞も大きく頷ける、大人が読むべき子どもの本です。