おや?なぜこの作品の平均評価が2?
★★★★★
と、思ったのでレビューさせていただきます。
この作品はアメリカの4枚目のアルバムにあたり、初めてかのジョージ・マーティンがプロデュースにあたっています。
内容的には、名前のない馬が比較的カラッとしているのに対しこのアルバムはポップで甘めな曲が多い印象です。名曲ぞろい。
マーティンのプロデュースが全編を通して効いており、ビートルズ(とくにホワイトアルバムあたり)を想起させるオーケストレーションが随所に入れられているのがサウンドのアクセントになっています。
さすがというか、やりすぎない程度にソフトにミックスされており聴いていて自然と微笑んでしまうようなアレンジは絶品です。
しかしあとの演奏は大げさなサウンド・オーバープロデュースを避けるべく極力シンプルにまとめようというコンセプトだったらしく、オーケストレーションとドラム以外はメンバーが演奏しある程度の音像のタイトさも保っているあたりに好感が持てます。
CDそのものの音質についてですが、全く問題ありません。
2曲目"Tin Man"と4曲目"Lonely People"についてはリマスター前の音源とリマスター音源(この紙ジャケCD)両方を所有していますが、音割れなどは全く・・・
リマスター音源は音の輪郭もはっきりし、コーラスを前面に出した聴きやすいものですよ!
音が割れているというのは100%納得できない
★★★★★
音が割れているというのは100%納得できない。もともとがたいへんに良い音らしく、ダイナミックレンジも広く文句のつけようがないすばらしい音です。低音が圧倒的に豊かです。内容がコーラスとオーケストラが特徴なので、生な感じはありません。大きな音にして聞くと、いろいろな音が見えてきます。コーラスの重なり具わいも想像でき、あきません。私のCDは通常の輸入盤です。
なぜかこれだけリマスター失敗
★☆☆☆☆
紙ジャケ・リマスターというから期待していたのだですが、同時発売の他の7枚のアルバムと比べてなぜかこれだけ明らかにリマスター失敗してます。音圧を上げようとしているのでしょうけど、音が割れては何にもなりません。特に2曲目"Tin Man"がひどい。Americaでは一番好きなアルバムで期待していただけに厳しいのかもしれませんが、なぜ?とレコード会社に質問したいです。