また、よりマドンナの精神的内面をクローズ・アップされている。
4曲目の「ティル・デス・ドゥ・アズ・パート」、「キープ・イット・トゥギャザー」がそれに当る。
後者は、家族の絆の大切さを歌っている。
宗教上の物議をかもしたタイトルをはじめ、3曲もの全米ベスト5入りを
送り出した、本作は必聴と言えるのではないか?
リリースから10年以上経ったが、色あせないサウンドは、さすがだ。
アコースティックやファンクなど乾いたサウンドやに独特の可愛い声を抑え生身を感じさせるやり方は、本来の彼女が全作品で狙いたかったものだとわかる。彼女はメディアの落とし子のように、巧みな操作でセンセーショナルな存在となった割りに、非常に貪欲で真面目な構成を考える人。
歌詞も不肖な親父どもが読めば心に刺さるような、「オー・ファザー」の名曲も、プリンスとの異協和音のようなデュエットやスパニッシュ系の当時彼女が凝っていた曲も、全部とんちんかんに聞えるかもしれないが、彼女が作り出した逸品だもの。