やっぱり、現実は面白い
★★★★★
どんなに優秀なシナリオライターが頭をひねっても、現実の事件に立ち向かえる作品はできない。本作は実話の凄さを教えてくれる傑作です。
特に冒頭のトラック襲撃の場面は「西部警察」のワンシーンみたいで迫力があります。現実にやってのける奴がいるんだから凄いね。男だね。
蛇足ながら組長邸襲撃に使われた銃は、劇中ではM16ライフルでしたが、同じ題材の飯干晃一の小説「条理なき戦い」ではイングラムM11だったと思います。
ちなみに、本作を観る前に、飯干晃一の小説を読んで予備知識をインプットすると組織・人間関係がハッキリとわかりやすくなります。