明治17年編の２冊目。実質５冊目の単行本です。

明治17年編になってから動き出した大きな本編。
この巻では虎源太の人格形成に関係するエピソードの挿入や、個性的な新キャラの登場で、より物語の深みが増しました。
土蜘蛛の一撃で終わってしまう今までの雑魚とは違い、
生半な攻撃など歯牙にもかけない強大な敵との戦闘が迫力のある見開きで繰り広げられています。

「技名を叫ぶことで念を集中し示現法力を高める」という、３X３EYESの獣魔術に通じる設定も加わり、
往年の３X３ファンならば必ず楽しんで読める内容になっていると思います。

「白虎の亡霊」明治１７年東京（とうけい）。華やかな夜会会場の鹿鳴館で、“伊藤　博文　”参議襲われる？！／／薩長をうらむ会津藩士の九十九神に…。１６年前に斬り死にしたはず？『トラゲン』の知り人？。／で、『トラゲン』のかげ部分が明らかに…。／／他、「青龍との邂逅」黄泉がえりし、九十九神回収人『土方　歳三』／／等々