笑って死ねる人生がいい - インターネットデパート

生きるとは何かを教えてくれる冒険家的人生哲学 ★★★★☆

著者の作品は何冊か読んだが、他の冒険家や登山家と同じく単に自身が行なった冒険だけでなく、人生の路頭に迷い込んでしまって悶々として暮らしている人、明日や未来を切り開けないでどうしていいか立ち往生している若者にとっては、ある種の啓示を示してくれる。
常識、それも日本の常識という狭い価値観にとかく縛られるサラリーマンが何も人生の全てである訳でもなく、海外に飛び出て自身の人生を切り開く行き方もあるということだ。（もちろん、それが著者が行なったような冒険である必要はない）
このことは、後半のエピローグ部分でも著者が強調していたことであったが、ひどく共感したところである。
全ての人に読んでいただきたい良書である。

生きる力 ★★★★★

気の弱い子供だった大場さんが、世界を驚かせる探険家になられるまでのお話です。冒険の成功、愛する人の死、凍傷による切断、多くの栄光と困難を経ながら人生を力一杯生きる、そんな大場さんの生き様に感銘を受けました。星５つなのですが、私は植村直己さんをはじめ、冒険家の話に感動しやすいタイプなので、その点をご考慮のうえ本文が参考になりましたら幸甚です。

この本は切ない。多感な若者が冒険者になってしまう。 ★☆☆☆☆

比較的簡明な文体であるが、著者の懊悩が伺える一冊。自分が生きるため、生きる目的を自ら設定し、ひたむきに進む。表紙の著者の笑顔はまぎれもない本物の笑顔に思える。しかしこの本は、多感で孤独な心を持つ若者には、もしかしたら毒かも知れない。その意味で☆ひとつとした。とはいえ、人間には色々な生き方がある。著者のような生き方でなければ、生をまっとうできない若者には指針を与えれくれるだろう。この本を読んで、著者のように生きたいと心に定めた若者たちの安全を祈る。

迷わず進め　正直の道 ★★★★★