清原家は代々「琴(よりまし)」の家系。「琴」の告げにより帝に託宣を下すことのできる一族だった。その中で、神童の誉れ高い俊華牙を恐れる藤原氏は遣唐使の一行に加えたのだった。
俊華牙と春音は嵐の中、ナライ・ラジャに助けられ、波斯(はし・バクダット)へと向かう。旅の中で俊華牙は見事に琴を奏で、何度も奇跡を起こす--
原作の「うつほ物語」は春音はでてきませんが、この漫画では重要な役割を果たします。二人で一人。俊華牙と春音はそういう関係なのです。
原作の「俊蔭」が二つの魂を得て、俊華牙と春音になったのだと思います。
だからこそ、この物語は第2巻がとても重要になるのです。1巻を読んだ人はすぐ2巻へ!