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うつほ草紙 (1) (小学館文庫)

価格: ¥590
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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なにもかもが美しい ★★★★★
諏訪先生のこの漫画は好きです。まずこの綺麗で味のある画風。とても読みやすい。熱があっても腹を壊していても読めます。無論健康なときに読むのが一番ですが。
トシカゲと彼のお供の他に、ワイルドな海賊さんが。こういう粋でクールな脇役は好みです。
お堅い歴史ものではなく、十二分にコミカルです。雑巾の使い方もわからんトシカゲとか、なんか頼りなさそうな海賊たちとか。また絵柄が作風に絶妙にマッチしているからたまりません。
2、3巻と読めば、ノー天気に楽しむべきものじゃないことがわかります。むろん1巻もそうですが、やや暗い描写と一緒に憂鬱にならずにニコニコしながら読むことができるのがわかると思います。
「うつほ」の意味は、本書を読んでからのお楽しみです。
『待望の重版!』だそうです ★★★★☆
ワタクシは読んだことがございませんので
レビューは控えます
ご一報まで
(便宜上☆4つにしてみました)
ひたすら酔いましょう。 ★★★★★
諏訪緑の作品中でも、最も画の美しいものです。どこかホモセクシャルな匂いが物語を甘美にもしています。彼女は24年組の正当な継承者の一人でしょう。友情と恋愛のあわい、曖昧でどきどきする部分、そういうくすぐったさが、どの長編でも品よく表現されています。
春音と俊華牙の世代を超える強い絆は感動的です。
他の作家はともかく、歴史に広く知識のある諏訪さんにひとつだけ不満があるとしたら、女性の座り方でしょうか。当時正座はしていなかったと思われます。服装的に考えて、大陸流に胡坐か立てひざ。まあ、作品の全体的な完成度からすれば、どうでもよいことですが。
ナート・カダウ(精霊と話す者) ★★★★★
遣唐副使に選ばれた、神童・清原俊華牙(きよはらのとしかげ)と俊華牙に同乗した乳母子の春音(はるね)。
立派に役目を果たしてくると言って、航海に出たのは、藤原家の陰謀だった。

清原家は代々「琴(よりまし)」の家系。「琴」の告げにより帝に託宣を下すことのできる一族だった。その中で、神童の誉れ高い俊華牙を恐れる藤原氏は遣唐使の一行に加えたのだった。
俊華牙と春音は嵐の中、ナライ・ラジャに助けられ、波斯(はし・バクダット)へと向かう。旅の中で俊華牙は見事に琴を奏で、何度も奇跡を起こす--

原作の「うつほ物語」は春音はでてきませんが、この漫画では重要な役割を果たします。二人で一人。俊華牙と春音はそういう関係なのです。
原作の「俊蔭」が二つの魂を得て、俊華牙と春音になったのだと思います。
だからこそ、この物語は第2巻がとても重要になるのです。1巻を読んだ人はすぐ2巻へ!