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何とかなるさ!

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: サンマーク出版
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宇宙というバブル ★★☆☆☆
先にこちらを読んだんですが、夫の大地さんの『宇宙主夫』
を読んでしまうと、情報量も多いし物語としての完成度も高
いので、こちらの著書が中身スカスカに思えてしまうですね。
忙しいのもあるでしょうけども、直子さんの場合、時間の問
題じゃないですね、たぶん。

いわゆるひとつのエリートさんには、大地さんのようなもの
は、書けないですね。書けるひとも稀にいるけど、直子さん
は書けない側の人かなと思うです。夫婦だから書店では並ん
で置いてありますけど、本来、こちらは流行りの自己啓発系
のコーナー、あちらは文学のコーナーに置かれる本ですね。

宇宙飛行士さんて、みんな金太郎飴みたいに、「夢に向かっ
てあきらめずに努力」て言いますね。上野千鶴子の最新エッ
セイ『ひとりの午後に』に、そういう人を皮肉って、「まぶ
しくて見ていられない」ていう表現があったですが、ほんと
そう思うです。

夢に向かって努力、達成、また次の夢、達成、さあまた次の。
……勝手にやっとれ阿呆ども、のわんて言いたくなりますね
私なぞは。すべてが右肩上がりだった高度成長期からOSが進
化してないのだろうと。

でも思うに、宇宙関連ってそういうものなのかも? なんた
って、可能性は無限に広がっているわけだから。ずっと右肩
上がり、みたいな。

なんしか、大航海時代と同じことを、またぞろ反復するので
すよね。さあ火星だ、木星だ、土星だ天王星だ冥王星だ――。
人類ってクルクルパーだから、同じこと反復しますよね。絶
対するでしょ。

んで、その星の生態系を壊したり、1000%やらかすよね。い
まから容易に目に浮かびます。直子さんのように「優秀で権
力に従順」な人材を使って、ときおり打ち上げ失敗して大爆
発(=バブル崩壊)しながら。

官製の頑丈なレールの上をのしのし歩いてきた人には、大地
さんの著書に充溢している悲喜交々、理解できんですね。目
線がもう、高すぎて。

たしかに大地さん、甘ったれでお調子者なとこありますけど
もね。反対に直子さん、実際に会ってみれば、ステキな人だ
わあ、とか思っちゃうかもしれませんけども、それでも私は
当然のごとく大地さんを支持ですね。自分の夢だけ「何とか
な」ればいいと考えておいでのエリートさんよりわ。

しかし宇宙飛行士で理解できないのは、ロボットアームとか
なんとか、他の誰がやっても同じな仕事を、なんでそこまで
熱望するのかと。自分の個性が生かせる仕事じゃなかろうに。
そこが1ミリも理解できない。自分である必要がないなら、
私ならまず固執はせんですね。

だから直子さんの「夢」って、私利私欲しか感じられない。
TDLに行きたがる子供との本質的な違いが分からない。「あ
の仕事は自分がやらなきゃダメなんだ」ていう使命感でや
ってるわけじゃないのですよね。ようするに名誉が欲しい
だけなんちゃうの、と。いつも善人ぶってる人って要注意
だもんね。

あと、「宇宙に行って来たナントカ」っていうの、石とか
旗とか楽器とか、やめましょうや、ほんと。「宇宙」って
冠がつくだけで価値が増幅しちゃうエンドレス・バブリー
状態。宇宙飛行士てのもそのバブリーで価値が水ぶくれし
ているのですよね。いや、着ぶくれか。

スポーツとか芸術の特殊な才能があって勝ち残ったわけで
もなし、宇宙に2週間行って仕事しただけで「凱旋」の「パ
レード」て、意味わからんでしょ。まさしくバブル。

まあ政治的に無害だからだれもなんも言いまへんが。
“何とかなるさ!,何とかなるさ!” ★★★★★
レビューのタイトルに、本の題名の“何とかなるさ!”を、使用させて頂いた。
この言葉は、著者にとって大切な考え方の「基本」となっているからである。

本書では、著者の子ども時代から宇宙飛行船(ディスカバリー)に乗り込むまでの
過程が、こと細かく書かれている。
宇宙飛行船に乗り込む前に、これだけの文章を書き上げるということも、本当に
大変な作業ですね。
さすがに、スーパウーマンだけのことはあります。

詳細は本を読んでいただくこととして、本書の中にいろいろと「参考となる言葉や、
考え方」が出てきます。太字の部分はよく読まれた方が良いでしょう。

なお、本書の表紙に、山崎さんの写真が大きく載っていますが、“素敵な笑顔”で
あり、本書にとって、山崎さんを印象づける意味からも必要不可欠でしょう。
編集者もよく考えておられますね。

注)宇宙飛行船(ディスカバリー)は、4月に打ち上げられ、山崎さんも大変な
任務を終え無事に帰還されています。
併わせて読みましょう ★★★★★
夫の山崎大地さんの『宇宙主夫日記』と
併わせて読むことをお勧めします(現在品切れなのが残念です)。
ただ、順番としてはこちらを先に読むほうが良いでしょう。
純粋に、夢に向かって真っ直ぐと進む潔さが
心に迫ってくる爽快感で一気に読めてしまいます。
ですから、夢を追う職業の直子さんが
『宇宙主夫日記』にあるような、
どろどろとした話を書けなかったのも仕方がないことです。
この本だけが現実ではない、
才色兼備のスーパーウーマンが
素晴らしい能力と努力の末に夢にたどり着いただけではないのを知り、
もう一度この本に戻ると、大変さをすべて隠して
夢見る人たちに夢見ることを精一杯語る心の強さが伝わってきます。

ただ、他の評者も指摘していた
ゴシック体の強調は私も嫌らしく感じました。
これは編集の責任でしょう。
爽快感があり、気分を前向きにさせてくれる一冊 ★★★★★
宇宙飛行士の山崎さんのご主人や娘がTVなどで紹介され有名になった。それまで宇宙飛行士の家族がこんなに話題を集めたことがあっただろうか?若田光一さんも毛利衛さんもその奥さんの顔すら見たことが無い。しかしこのママさん宇宙飛行士の山崎さんの場合、そのユニークさゆえ家族がクローズアップされた。

この手記はその家族の物語でもある。この本を通じて宇宙飛行士のことが身近に感じられるようになった。宇宙飛行士にしろノーベル賞を戴くような有名な科学者であるにしろ、彼ら(彼女ら)はある家族の構成員である。この本はその家族との著者との関係を自身の体験を下に描いている。この本には普通の人にとっては極めて遠い宇宙飛行士という仕事を持つ山崎直子という人物の、等身大に描かれる日常の中に人生のエッセンスが至る所に散りばめられている。

彼女は両親に対してこう書いている。両親は私に安心感を与えてくれた・・・と。親が与えられる最も大切なものを彼女は受け取りながら成長していったのが良く分かる。何とかなるさ!という言葉の背景に親の愛、親の与える安心感があったことに妙に納得する。うーん絶対的な安心感・・・・・今その安心感が揺らいでいるところに現代の深刻な問題の原因があるように思えてならない。

その他にもすばらしい言葉の詰まったこの著書は宇宙飛行を目前にして書かれた彼女の「遺書」のようなものなのかもしれない。それだけに心に届くメッセージに溢れている。皆に薦めたくなる一冊。早速国際ボランティアに派遣員として海外に行く女性の友人にこの本のことをメールした。
納得 ★★★★☆
「妻であり母である」という枕詞がつねに広告に入れられ、
「ママは宇宙へ行ってきます」という副題がつけられ
美しい女性であることを見せる巨大な写真が表紙に飾られなければならないのでしょうか。

なぜにお答えします。
言うまでもなく、日本だからです。表紙を見た瞬間私も読む気持ちが一気に冷めました。
こういうPRの仕方を見ると、戦前も戦時中も今も未だに日本は変わってないんだなと思います。

エッセイとして楽しく読むことが出来ました。
しかし、本の中に突如現れるブロック体の太字、自己啓発、くだけた経済の入門本のような編集の仕方には、読んでいてとても不愉快でした。作者がそう売り出したかったわけでもなく、出版社の思惑が感じられます。

内容は☆5つ、けど、編集に関しては☆0です。