テレビシリーズの一話のような話。飽きのこないストーリー転回と、結末のどんでん返しはワトソンの真骨頂と言えよう。一挙に読んでしまう一冊。
厳重な警戒態勢が取られた指導者養成学校から元老院議員の子息ギラムが誘拐される。捜索に乗り出したジェダイ評議会は、アナキンを奨学生として、アナキンが苦手とするライバルのフェラス・オリンを有力者の子として学校に潜入させる。この学校には最近名前が聞かれるようになった謎の傭兵集団の噂も流れている。不審な動きをする孤独な寄宿生に接近するオリン。アナキンは同じ奨学生の一団から誘いを受ける。指導者学校のセキュリティー記録を精査するオビ＝ワンは驚くべき発見をし学校に急行する。突如としてフェラスまで失踪し、事態は急展開を迎える。フォースの巨大な流れと一体となり敵を一挙に制圧するアナキン。しかし、オビ＝ワンはアナキンのジェダイにあるまじき行動に愕然とするのであった。