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新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)

価格: ¥778
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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リスクヘッジの産物。 ★★★★☆
日本のサラリーマン社会は、
自分の代わりにリスクを背負ってくれる人が
ありがたがられる世界。
そして、ゼネコンと代理店のリスク管理能力は
世界でも類を見ないほどのものだ、と。

東京が日本を象徴する街だとするならば、
リスクヘッジだけを行って生まれてきた街なのだ。
悲しいことに。
あくまで対話集である. ★★☆☆☆
都市開発の経緯,資本の流れ,開発者の歴史的背景など,私としては興味深い内容が多かった.しかし,対話形式で構成された本書は,あくまで雑誌の対話記事の総集ととらえて読んだほうが良いと思う.
他の評価者も言っていたが,Web版の方がよろしいかと.
本書の位置づけって? ★☆☆☆☆
集英社新書のウェブで全文が読めます(ウェブは図版がカラーで見やすい)。
というか、このウェブでの連載をまとめたのが本書というわけです。

内容は抜群に面白いのですが、身銭を切って買った書籍の内容が
無料で読めるというのは、やはりガッカリしてしまいます…。
題名通り「都市論」を語りつくす良著 ★★★★☆
建築界の巨匠と「建築マニア」とでも言うべきジャーナリストの対談を中心に、再開発が行われた都市などについて語られた書籍。

私は建築がなんとなくとは言え大好きな人間であり、「都市論」という所に興味を持って購入したが、
対談本というと何かを二人してこき降ろしているような書籍が多いから、少し不安を感じながら読み進めた。

ところが、本書で語られている内容は、建築家・一般人から見た、客観的な、まさに都市論そのものだ。
再開発された都市はどのような経緯で現在のカタチ・環境となったのか、そこに隠された芸術的な背景、金銭的な背景とは何か、
その結果、都市はTOKYOの中でどのような存在となっているのか。
そうした都市論が、余計な主張や近視眼的な批判など無しに、シンプルに語られている。

建築に興味のある方はもちろん、汐留や丸の内・六本木などにオフィスを構える方。なんとなくビルを好きな方。
そうした、建築に造形の無い方でも様々な楽しみ方が出来る良著である。

ただ、減点すべきは他の方もレビューされている、「地図や写真が無い」点。
ビル名と章末の脚注だけではどのビル・地域の話なのか良く分からない点が不便でした。
明快にして軽快 ★★★★★
円熟の域に達した建築家と、「普通の市民」代表のジャーナリストが掛け合うようにテンポよく会話するという本です。

東京の話題の再開発スポットを順次取り上げながら、それらの差異を分かりやすく解説し、その背景にある日本的な、あるいはグローバル資本主義の問題をとりあげています。汐留はリスク管理が極端に重視された結果、個別のビルのデザインは優れていても全体計画が機能しなかったこと、六本木ヒルズでは逆に新興の森ビルが道路建設まで手がけたために統一感が出たこと、など、するすると頭に入ってきます。

それにしても、隈研吾氏がこれほど落ち着いた正論家だとは思いませんでした。冷めているのでも、煽るわけでもなく、ただ淡々と分析している。清野さんとの対照もあってか、だいぶ大人な感じです。うまく書けませんが。

その隈氏が最も喜んで語るのが、一つだけとりあげられた異色の町田という展開も良かったです。清野氏がそれを突っ込んで、最先端の建築家の絶望と希望が入り混じったシニシズムだと指摘するのが、この本の結論といえば結論でしょうか。