タイトル通りの甘甘密着型です
★★★★★
駆け引きとかどんでん返しとか、うっとうしいものを一切すっ飛ばして、純粋に甘甘なラブシーンを堪能できる作品です。
著者初の単行本ということで、若干の描画の甘さはあるものの、そんなものは全く問題になりません。むしろ、主たるテーマである
「恋する二人のぎこちなさと一途さ」と相まって、この画風がなんともいえないいい味を出しているのです。
特に、男の子の描き方が絶妙。変に格好つけたイケメンマッチョなキャラにせず、中肉中背で可愛さたっぷりの「等身大彼氏」を
描いてくれています。また、基本的に二人とも生まれたままの姿での情交で、密着型の体位を最低1カットは混ぜる、という
温もりの伝わるシーン構成も好感度大。ひたすら女の子ばかり追う描き方をせず、ちゃんと「ふたりの」交わりを、
お互いがいたわり合い求め合う表情とともに見せてくれる、いわゆる「ゼロ距離えっち」の教科書のような本と言ってもいいでしょう。
ストーリー展開も、「いつでも側に」以外は無理矢理感がなく、自然に読めます。コミカルなオチにも嫌味がありません。
読み終わって気持ちがホカホカすること請け合いです。
「ゼロ距離えっち」を上手く描く作家さんは、個人的には田中ユタカさん以来しばらくご無沙汰でしたが、久々のマイブームです。
表紙の絵とタイトルはむしろ、次作「はちゅ えち」と入れ替えた方が雰囲気が出るのでは、と思いました。
表紙で損しています
★★★★★
表紙は貧乳少女ですが、中身は巨乳少女多し。全編らぶエロ。とてもかわいらしい絵。意外に実用度も高かったりする。
・初恋心:巨乳メイド。
・気持ち伝えてぎゅっとして:巨乳恋人。
・一緒のナイショ:貧乳メガネ従妹に外出し。
・ぜーんぶあいちて:貧乳恋人に外出し・中出し。
・いつでも側に:ポニテブルマ巨乳恋人に外出し。
・いつでもきゅんきゅん:巨乳妻に中出し。
・こいびとどうし:巨乳な恋人に中出し。
・もっと こいびとどうし 前編:同上
・後編:同上
・女の子のひみつ:貧乳恋人に中出し。
・好きの勇気:貧乳恋人に中出し。
ラブエロは、萌えよりトキメキ、作画よりも愛が育む想いだと思う貴殿へ、激お薦め。
★★★★☆
★4の上超無理矢理。
著者の処女短編集。
言葉たけじゃ足りない『好き』を伝えたかったメイド。
ドキドキして欲しくてミニしてみた女生徒。
従兄を奪り戻したくて『好き』の後のことをしたいと望んだ女生徒。
お嫁さんレベルに役立ちたかった女生徒。
男女生徒の仲直りなラブコメ。
カラー8頁含む、新婚初夜の無我夢中。
男女生徒の『手をつなぐ期』からの卒業式は、勘違いな絶望と、雪解けと、ちょっぴり嫉妬な女心を抜群の流れで描いた続編まで。
ワケアリでHに踏み込めなかった女生徒が勇気を出して勝ち取る幸せ。
恐怖心からHに踏み込めなかった女生徒が愛されていることへ応えたくなるキモチ記念日。
以上、タイトル割愛御免。
ヒロインは推定、大人2名・大学生1名以外たぶんハイミドルティーンくらい。
貧乳から並乳まで。
ラブコメ手法も少々混入も、基本的にはピュアな恋愛ドラマ。
衣装半脱少々混入も、基本的には全裸で求め愛な濃い口エロ描写。
ストーリーではなく男女の心情でドラマを組み立てる作風。
言葉たけじゃ足りない『好き』を伝える手段としてのえっちがほとんど。
乙女満載。破瓜も3名。
少女漫画チックなキャラデはステキだけど表情の描き分けや作画力はまだ水準未満だし、男女の肢体のフォルムももう一歩。男性心理にリアルが薄めだし、コマ割りもまだ甘め。特にエロ作画の手法は自分畑だけじゃなく特濃な作家様たちのものから自分に合ったものを学んで完成度を高めて欲しいとか。
言いたいことは山ほどあるけど、彼氏彼女が裸で奏でるゼロ距離えっちなトキメキを詰めこみまくってくれてて、素晴らしすぎる作家性にどうしても超傑作ランクを進呈したくて、はじめて100分の2点オマケ。
少女漫画チックな作風で奏でられる甘甘純愛ドラマとして、きっちりリアリティーのある恋心で裏付けされた、乙女心が眩しすぎる逸品。
個人的になら抱き枕。