旅行した気分
★★★★☆
テレビで見て以来、いつか行ってみたいと思っているコッツウォルズ。
この本はオックスフォードからはじまり、ウッドストック、ストラットフォード・アポン・エイボンなど計25の街や村を順番に巡っていく。街の説明、実際に歩いてみた感想が淡々と書かれていてとても読みやすい。
写真が特に素晴らしい。でももう少し写真の数が多ければ嬉しかったかも、というわけで星4つ。
素晴らしいバランス
★★★★★
写真と文章のバランスが最高です。いずれもレベルが高いのも素晴らしい所です。解説書とエッセイのぎりぎりのバランス:役立つ情報と空想の楽しみ!!ガイドブックとしても読み物としても楽しめます
良い所。。。
★★★★★
コッツウォルズは仕事でよく行くのですが、最初に行ったときは、ロンドン郊外から車で数時間離れた場所で、こんな自然が美しい所があるなんて驚きでした。 まるでおとぎの世界の様で感動しました。。。
B&B(Bed and Breakfast 夜チェックインして翌朝ご飯付きの午前チェックアウト)をしている宿が数多くありますから、気ままに現地で宿探しも良いと思います。 アンティークでディスプレイされた宿、イングリッシュガーデンが綺麗な宿、テディベアをいっぱい飾っている宿、古城をリノベーションした宿、色んな宿があっておもしろいです。 きっと気に入った宿が見つかると思います。
イギリスは先進国といえど王国ですから、階級社会の伝統が今もあって、地方・地域によって生活レベルの格差もあります。 店各々によって接客態度も違う感がありますが、それはイギリス社会では普通なことで、それに疑問を感じて暮らしている人はあまりいないみたいです。
そして何処に行って多いと思われるのが、ミュージアム(特に私設博物館)。
その殆どが低料金を払って見学できるというスタイルです。 イギリスは世界一、収集家の人口が多い国と言われている所以ですね。 ただし、大学の中の施設見学にも有料な所が多く、商魂たくましいなぁ・・・と正直思ってしまいます。(^^);
イギリスの食文化で”大味”と批評されがちなF&C(フィッシュ&チップス)は、いわゆるランチ屋やパブ(酒場)の食物で、きちっとディナーとして飲食店を探すと意外にも良い店が沢山あります。 でもお値段はそこそこします・・・(高) 特に日本食は向こうでは、高級料理なので、メチャ高いです。 結局、お金持ちではない私は、普段はパブでF&Pを食べてしまうのです。 それが食にうるさい日本人がイギリス生活は1ヵ月保たないと言われる所以です。。。(哀)
そんなイギリス、是非一度行ってみて下さい。。。
すごい!
★★★★★
とてもきれいな写真の数々ですっかり引き込まれました。
ハリーポッターのロケ地と言うだけあってとてもきれい★
この本を読んで「いつか私もこの村へ行きたい!」という夢が出来ました。買ってよかったと思います。
中世に思いを馳せる旅
★★★★★
1ページ目を開いた時から、「うわ~」と心の中で歓声をあげてしまった。
今にも羊やうさぎが出てきそうな、イギリスの田舎。(実際、コッツ
ウォルズは羊毛で栄えた村々なので今も羊がいるけれど)
日本にはない、いわば「平地の田舎」。日本では田舎へ行くとすぐ山が
見えてくるし、平野はあっという間に開発されて都会になってしまうの
で、こういった平坦な田舎は新鮮にうつる。
オックスフォード、シェイクスピアの出身地など有名どころから、比較的
知られない小さな村まで、豊富なカラー写真で紹介。写真家の方が撮って
いるので、当然写真もいい。しつこいぐらい「はちみつ色」という表現
が出てくるけれども、本当に、石灰岩のベージュ系の色をした家が連なる
様子は中世の雰囲気を残し、現代人の想像をかきたててくれる。
本当に、これ、いつの時代?と思うほど古めかしい感じが残っていて、
自然災害の少ない国ならではの風景。車をとばすより、馬にでも乗った
方がしっくりきてしまいそうな、数百年前の風景である。中世の町並み
といっても、ローテンブルク等だと何だかディズニーランドみたいで、
綺麗でかわいくても目新しさはあんまりないのだが、コッツウォルズの
町並みは、ドイツなどのパステルカラーのものと違って石造り・茅ぶき
なので全く違う風情がある。
文章も、簡潔なのに地名の語源や村の歴史などけっこう奥が深くて勉強
になる。ティーやパブなど文化を紹介したページもあり、実際に何度も
渡英した著者ならではの本になっていると思う。
※31ページに大変な誤植を発見。「26歳年上の女性、アン・ハサウェイ」
とこれは大変だ。正しくは、「年上の、26歳の女性」である。