ルー・リードのこだわりが窺える傑作
★★★★★
他のレビュワーの方々もコメントしておられるように、演奏面での見事さは文句のつけようがない。私がこのアルバムで特にさすが!と思ったのは、ギタリストとしてスティーヴ・ハンターが参加していること。この人はちょうど『ベルリン』がリリースされた頃から70年代半ばあたりまで、ルー・リードのツアーに参加していたギタリスト(その演奏は『ロックンロール・アニマル』や『ルー・リード・ライヴ』で聴ける)。わざわざ当時一緒にやってた人まで担ぎ出すところに、ルー・リードの『ベルリン』という作品に対するこだわりを感じた。
30年の時を経て「ベルリン」が再び甦る!
★★★★☆
1973年に発表された「ベルリン」は多くの物議を醸した作品でった。30年の時を経て、ニュヨーク・ブルックリンSt Anns Warehouseで行なわれたライブを収録したのがこの作品であり、ドキュメンタリーフィルムのサウンドトラック盤でもある。
「ベルリン」を忠実に再現しつつ、「Candy Says」「Rock Minuet」「Sweet Jane」の3曲を加え聴き応え充分のある内容に仕上がっている。ライブが行なわれた会場は、あまり大きくないようで観客の息遣いも感じる様な錯覚すら覚える。
ルー・リードもジャケットを見る限り、筋肉隆々としていて演奏同様に全く衰えを感じさせない。ドキュメンタリーフィルムも見たくなるようなライブ内容だ。
文句の付けようがない!
★★★★★
35年前に作られたアルバム「Berlin」を見事に
再現している。
すばらしいとしかいいようがない。
とにかく音がいい!1音1音が気が抜けない
この緊張感は、他の全ての音を遮断する。
こんなレベルの高いアルバムを作れるのは、
もはやルーリードだけではないだろうか。
星が5つでは足りない。
最近ルーリードも年取ったなぁと思ったが、
ぜんぜんそんな事はなっかった!
この人のような年のとり方はなかなかまねできない。
間違いなく今年No.1のアルバム。