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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第7番

価格: ¥2,800
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル ミュージック クラシック
Amazon.co.jpで確認
音質は良好。肝要の演奏は・・ ★★★☆☆
音質については、個人的には全く問題がありません。
30年以上前の演奏が音源とは思えないくらいクリアに生まれ変わっています。

ところで肝心の演奏ですが、あまりクライバーらしい
演奏とはいえないと思います。

第5は良い。それより気になったのは第7番。クライバーの十八番がなぜ・・

まず、全体的に若干遅いテンポで演奏されています。
故意にそうしているようですが、
そのせいで「らしさ」が薄れてしまっている気がします。

クライバーといえばリハーサルでは非常に厳しく指導しながら、
本番では逆にとても自由に、それまで鬱積させていた感情を
「放つ」ように指揮する人でした。

指揮棒から動き出し、徐々に肥大化していく音の塊が
一匹の巨大な生き物となり、指揮者自信の手綱を切り離し、
もはや誰にも止めることのできない勢いをまといながら空間を満たしてゆく。

クライバーは時折指揮棒を下げ、
動き出した生き物が大きく道をずれないように
注視することしかできないといった風情を湛えていました。
これこそがオーケストラであるといわんばかりに。

指揮者の「管理下」に置かれた、一糸乱れぬ演奏を
一蹴するかのごとくの勢いがありました。

ところが、この演奏はそのような親の手元を離れるような力強さは感じられません。
非常に良く出来て、飼いならされた、それゆえ多くの人に受け入れられやすい
演奏となっているように感じます。

「そつのない」演奏なら、他にいくらでもあります。
これこそ「ベートーヴェン第7番カルロスクライバー指揮だ!」
と、私が強く推したいのは、1986年日本ライブの演奏です。
コレは凄まじい。ベト7目当てなら、断然こちらです。
新宿タワーレコードにありました。


SHM-CDの成功例 ★★★★★
今までSHM-CDを何枚か購入してCDと聴き比べてきましたが、音の質感が根本的に異なるので、一概にどちらが好い悪いと言えないと感じてきました。でもこのCDはリマスターも含めて成功例の一つではないでしょうか。通常のCDと比較しても次元が一つ上の音質だと感じました。7番はスポーティな演奏だという評価もあり、自分もそう感じることがありましたが、この盤ではクライバーの天才的な閃きの連続に酔いしれました(^^)。クライバーのファンで、すでにCDをお持ちの方にもお薦めします。
楽器の配置が見える解像度 ★★★★★
MASYAさんのコメントにつられて買いましたSHM-CD版。これまで通常版で楽しんでおりましたが、SHM-CDは音質すばらしいですね。演奏についてはみなさんのおっしゃる通りまさしく名演であることは間違いありません。これについてはコメントはいたしませんが、名演であることがあらためて確認された思いです。ヘッドフォンで目を閉じて聴いていると、楽器の配置が見えるんです。1stVnと2ndVnを左右対向配置した掛け合い、コントラバスの気合、木管たちの1本1本、凄すぎのホルン、ティンパニの1打1打などこれまで聴こえなかった音や、ここでこんな節回しをしているのかとか新しい発見がいっぱいです。また、7番の第2楽章の小さな音もきれいに、第4楽章のクライマックスも歪みなくきれいに出ています。これまで名演といわれてきたものが必ずしもいい録音ではなかったですが、この音質でクライバーのベートーベンを聴けたことは幸せです。
OIBPリマスターでした♪ ★☆☆☆☆
通常仕様のCDとSHM-CDの音の違いは分かりました…。
押し出しの強い、生々しい音で御座います。死後硬直が始まったばかりのコリコリした刺身のような感じ。鯛や鱸なんかは旨いけど、ハマチだとどうかな?って雰囲気。

このCD、届くまで分からなかったんだけど…リマスター方式がOIBPなんだよね…。
DGの、OIBPリマスター盤の全てが不自然てことではなく、あれには良い物もたくさんあるんだけど、クライバーのベートーヴェンに関しては電子的な残響付加した「悪名高い」リマスタリングですよ。
クライバーのベトのOIBPリマスターだとむしろ、DGオリジナルス初回生産分のゴールド仕様の方が評価出来ました。あちらは天井の高いプチワインヤード型のホール(←例えば、倉敷市民会館)のS席中央ブロック最後尾あたりで聴いている感じで良かったのだけど…。
今回の盤は、OIBPの方向性とSHM-CDの方向性が相殺しあって、異様に生々しい指揮台付近の音でもなく、自然なプレゼンスな極上の客席の音でもなく、中途半端な音場に留まる。
2階席せり出し真下の1階席のような音が好みの人にはオススメではある。コリコリしたハマチが好きならどーぞご勝手に…って感じ。

◆しかしまあ、このCDを含めて同時発売となったSHM-CDのシリーズよ!高音質を謳うのなら、何故、最新デジタル録音で真価を問わないのか?
アナログ時代のメーバンなら、採算が取れてるし、通常仕様CDが廉価で出してるし、価格を差別化してこの値段でイケル!って計算なのはまあ分からないでもない。
が、しかし。本気で高音質を売りにしたいのなら、最新録音の中でも話題盤を、通常仕様とSHM仕様をリリースして、先入観無しの状態でユーザーの判断を伺うべきだろう。
マニアは買うよー(泣。買ってしまう私…)。
名盤のSHM-CD仕様!! ★★★★★
カルロス・クライバーとウィーン・フィルにベートーヴェンの交響曲5番と7番がセットで入っている、言わずと知れた名盤をSHM-CD仕様したものです。この演奏についてのレビューはたくさんの人が書いているので、ここでは通常バージョンのCDとSHM-CDではどのような変化があったかを書いてみます。

それでSHM-CDてなによ!?と言いますと、ユニバーサル・ミュージック(以下UM)と日本ビクター(以下ビクター)が共同開発したもので、簡単に言えば普通のCDより音質が良いということです。なおかつ、SACDと違いどんなCDプレーヤでも再生できるということです。

まず通常盤の不満について書きます。
(1)他のベト7のCDと比べ低域が弱い。
(2)解像度と楽器の定位が悪い。(他のCDではそれなりに聴けるのに、このCDは音像が大きいため“ボワ”とした音の固まりになって聴こえる。)
(3)迫力が不足。
という不満がありました。


UMとビクターは
 (A)透明感ある音質を実現
 (B)解像度が大幅に向上
 (C)バランスのとれた音質
 (D)歪感が少なく、低域の量感不足も解消
と言っているので、今回はこれにそって評価します。


ここから本題の比較にうつります。
UM、ビクターが言う(A)についてですが、そのとおりだと思います。演奏の背景の雑音が少なくなった。
次に(B)について。これも見事な改善。通常盤に持っていた僕の不満(2)をだいぶ解消してくれました。特にベト7の第4楽章を聴くとその変化がよくわかります。
(C)と(D)について。見事に不満(1)と(3)を解消してくれました。もちろん完璧とまでは行きませんが、低域が増したことでバランスが良くなりなおかつ迫力も出てきました。

以上がSHM-CD盤の評価です。とにかく通常のCDと聴き比べれば音質の差がわかります。ちょっと値段が高くても音質が良い方が良いと思う方にはお薦めです。

〜その後の感想2008年12月現在〜
このSHM-CDを購入した後他にもSHM-CDを購入し、通常のCDと比べましたが、このクライバー盤ほどの衝撃は無かったので、この盤はSHM-CDの中でも特にお薦めします。

なお、機器のレベルにより印象が異なるようです。基本的にはハイエンドシステムよりも入門レベルのシステムの方が良い結果が多いようです。
ジャンル別で見るとCDに入っている情報量の多い交響曲などの方が室内楽やジャズよりも変化があるようです。