マーケティングに携わる会社員が、銀座のママ(麗子さん)にアドバイスを求めて『マーケティング』へのいっそうの理解を深める。といった内容です。
読者は、登場人物の会社員と同じ視点で望めます。読破したのと同時に、キャラクターと自分の両方が成長していることでしょう。
また、『マーケティング』に携わっている方々も、確認の意味を込めて数時間使うということにも適していると思います。
◆マーケティング教本として
もう・・・言わずもがなです。今までの参考書の中で、一番分かりやすかったとしか言いようがありません。
「黄金のおにぎり」との比較で一点、前回は「実体験」でしたが、今回は銀座のクラブでの「座学」と現場での「応用」という設定だったと思います。
銀座のクラブですので楽しく読めたのですが、実体験の構図は多少薄かったのかもしれません。
次回作楽しみにしています。
著者が言っている通り、固い参考書ではなく小説になっているので大
変読み易くなっています。マーケッティングを愛という身近なことに例
えて説明されているので肩がこることもありません。
あまりに読みやすいので物足りないと思う方もいるかもしれません
が、ヒントになるところは必ずあると思います。2時間ドラマを観るつ
もりで読んでみてはどうでしょうか。ただ、銀座のクラブが出てくるか
らといって色恋の話はありませんのでがっかりしないように。