ファンキー・タイム?
★★★★★
"Moanin'"や"This Here"などのいわゆるファンキー・ジャズで一世を風靡したティモンズのリーダー・アルバム。
Sam Jonesのベース,Art BlakeyのドラムズにBlue Mitchellのトランペットというワンホーン・カルテットですが,ほとんどリズムセクションが喰ってます。
そのサウンドはソウルとかブルーとかいうより,まさしくファンキー。
実はこのアルバム,ジャズ喫茶でかかっていたレコードを聴き,特にジョーンズのベースにシビレて買ったのですが
さすがにCDを我が家の貧弱な装置で再生してもその感動には及びません。
それでも,過度に機械的に増幅した最近のベースの音とは違う本物の迫力を感じることはできます。
もちろんブレーキ―の怒涛のドラム・ソロも聴きどころ。
レコーディング・エンジニアのRay Fowlerという人はよく知らないのですが
少なくともこの録音はRudy Van Gelderに勝るとも劣らない分厚いサウンドでビックリ。
RIVERSIDEにもこんなサウンドがあったんですね。