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Juju

価格: ¥948
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
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When Wayne Shorter recorded this date in 1964, he was asserting his own voice as both a saxophonist and a composer after his years with Art Blakey's Jazz Messengers. He's joined here by pianist McCoy Tyner and drummer Elvin Jones, essential parts of the then dominant John Coltrane Quartet, but Juju serves to emphasize what was distinctive in Shorter's approach as well as the similarities. Though he shared something of Coltrane's twisting line and hard sound, Shorter was far more interested in crafting conventional compositions, and there's a range of everyday emotions to be felt in this music that went untouched in Coltrane's more intense work. Shorter's a master of tension and release, using contrasting elements in a piece, mixing major and minor, consonance and dissonance, and different rhythms to evoke complex moods of doubt and playfulness or constraint and joyous swing. Those structures are a happy fit with Tyner and Jones as well, who can bring their characteristic welling intensity to "Juju," a relaxed bounce to "Yes or No," or a subtle oriental emphasis to "House of Jade." --Stuart Broomer
ショーターの術中にはまる ★★★★★
いきなり話が逸れますが、最近売れてる日本人R&Bシンガー(ポップス寄り)でJUJUって方がいますが本作からその名を拝借したらしいです。彼女良い曲書きますし、おそらくジャズやソウルの先人の名盤をちゃんと聴いてきた節があるので個人的には好感が持てます。にわかでショーターのこの傑作から名を盗った感じはしません。

閑話休題、なんでそんな話をしたかと申しますと、やはり彼女も本作にある呪術的な魅力や(これはよく言われますね)意外にメロウなテーマなど、ジャズを普段聴かないリスナーの耳を引き付けるに足る要素を多分に含んでいる本作に何か特別なものを感じたんだと思います。

レビューするにあたって簡単にテーマやらコードを採ってみたんですが、曲自体はマイナーブルースに多少手を加えたものだったり、モード中心のワンコードが度々転調するなど意外に分かりやすい構造のようです(とは言えショーター一筋縄ではないですが)あと独特の妖しさは音色と度々現れるホールトーンやメロディックマイナーなどの音階でしょうか。軽く聴いてのものですので的外れかもしれませんが…

何れにせよ個人的にはショーターのベストです。
やっと分かる様になった(笑) ★★★★★
ワタシはショーターはマイルスからではなく(笑)JMから入ってしまったので「ナイト・ドリーマー」「スピーク・ノー・イーブル」は即座にカッコイイ!って思ったんですが、この盤は何かエルビンから煽られても、のらりくらりと上手くいなしてる感じで何だか聴いててフラストレーションが溜まるみたいな所が有って、よく聴き込まないうちに手放してたんです。ところが最近になって苦手だったジョーヘンを好きになり「リアル・マッコイ」良いなと思ったら、これも行けるんじゃないかと思ったら… 行けました(笑)気持ち良いのね、実は。ただジョーヘンの場合、うねうねと吹いてるんだけど、そういう風にしか吹けないみたいな自然体で、ショーターの場合「ここは、うねうね吹いた方が新感覚でカッコイイんじゃないか」みたいな作為が見え隠れするね。作為丸見えのマッコイと組んでるから尚更そう感じるのかな?まあー芸術的に表現するならば「意図」と言い換え可能ですが… そう表現しなければならない切迫した衝動みたいなのに余りに欠けるので、最近になってショーターがどんな表現をしてようが冷めた目でしか見れないワタシが居る事に気付きました(笑)そりゃあウェザーリポート行っちゃうよなあ、この人はみたいなね。(とほほの助)
仮想コルトレーンにして完璧なショーターサウンド ★★★★☆
マッコイ・タイナーとエルビン・ジョーンズを擁しながらコルトレーへのオマージュやエピゴーネンに終わらないショーターの個性が強く打ち出された傑作。標題曲JujuやYes or Noが有名だが、高校二年の時に偶然FMで聴いたMahjongが印象的で忘れられない。曲名からして、マージャンなんておよそ題材にもなりそうにないし、いったいなんのことやらといぶかしく思ったものだ。ところが、なかなか渋く盛り上がりのある曲想に感心した。当時まだ知らなかったモードという手法であることも後から知ったのだが、ジャズの不思議さを刷り込まれモーメントであったといえそうだ。まもなく、本格的にジャズを聴き始め、例に漏れず帝王マイルスに興味をもった。そしてショーターがマイルスのコンボにマイルス・イン・ベルリンから参加していることもわかり、ますます興味を持ったのだった。ジャズとの出会いの時期に聴いた1曲がこれほど新鮮な感動を与えたのは、やはりショーターの個性と並外れた才能のなせる業なのだろう。
常に映像的 ★★★★★
Wayne Shorter(tenor sax), McCoy Tyner(piano), Reggie Workman(bass),
Elvin Jones(drums) 1964年8月3日録音

僕にとってショーターの創る音楽は常に映像感があってとても愉しいものだ。本作で云えば
タイトルトラックの「JuJu」をはじめ「House of Jade」や「Mahjong」辺りが空想力を刺激
してくれます。
なかでも特に好きなのは「Mahjong」。これは僕が麻雀好きということもあって色んな連想
ができて面白い。ショーターの独特な語り口に、マッコイの弾力的且つ創造的なピアノタッチ
が合わさり、なにより繊細で器用なスティック捌きをするエルヴィンが加わればもう素晴しい
物語が完成するんですよ。

その他も聴き手に与えるスピード感が素晴しい「Yes or No」など良い曲が揃ってる好盤です
ね。是非ショーターが創る独創的な音世界と奇妙にうねる吹きっぷりを堪能してみて下さい。
色々ご意見はあるのは覚悟で…。 ★★★★★
ポストコルトレーンだの、マイルスバンド在籍時に二日酔いでレコーディングに来てT.ウィリアムスに殴られただの逸話に尽きない御仁、“NATIVE DANCER”での音楽的な意味での飛躍、その後のウェザー以降での活躍も十分に知られるところですが、御仁名義でのアルバムでは、最も自分がまわした回数が多い作品です。
1曲目のイントロから、当時としては、いや、現在でもやはりインパクトはあり、何といってもB.マルサリスもちょっとだけタイトルを変えて(ORとANDの違い、日本人には理解できないニュアンスのような気も…)カヴァーした曲も入っており、E.ジョーンズのポリリズムもTOO MUCHにならずに聴き入ることができるので、私自身は4に漬かっていた時期としては最高の出来だと考えています。“SPEAK NO EVIL”もいいですが、当時の御仁が凝っていたある意味での難解さが溶けているように感じます。
参加作品も極めて多数に亘り、何から聴こうか迷っている方には是非お薦めしたい作品。