NHKは良いドラマを作る
★★★★★
箱を開けると、葉書が一枚に、モノクロのピクチャーレーベルの
本編DVDが一枚。愛想の無い商品である(笑)
吉田松陰。
明治維新最大の功労者としてその御名は知っているが、
実際にはどんな人だったのか?
ドラマでは、騎兵隊総督の高杉晋作が、
士農工商の身分の枠を超えて
ひとつの旗の下に集まった騎兵隊士に、
師・松蔭の思い出を語るという枠組みで語られる。
ナレーションはお馴染みのミスターNHK(?)のあの人。
鎌倉幕府以来、700年も続いた武家社会の終わりを告げる
倒幕がなったという大偉業を思うと、今考えても
まこと壮大な話である。
松蔭が松下村塾で教えたのはわずか二年余り。
その中のわずか90名余りの塾生の中から、名だたる
明治維新の功労者が出た。
私は以前、下田で吉田松陰が隠れていた宿を見学したことがある。
その時の思い出も含めて、まこと感慨深く鑑賞させてもらった。
本当、昔の日本人には尊崇の念を禁じ得ない。