さすがはビッグバンドの中心的人物、たいへんレベルの高いソロ作品を出してきました。
　ＨＭ界では確固とした地位を築きあげたANGRA、名作と言われるアルバムも数多くあります。しかし、
プログレとまでは言いませんが、難解な曲（はっきり言うと、気に入らなかった曲）も多いというのが
個人的な印象です。その点、ソロアルバムの本作は、1曲1曲の構成がすっきりしているところに好感が
持てます。ANGRAを上回ってしまったなという感じです

Viper〜Angra〜Shamanと、流浪の果てに残ったアンドレ・マトスという名前。
そんなアンドレのソロ２作目。2009年作。

緩急織り交ぜた楽曲群と、印象的で説得力のあるメロディ。
Viper時代や初期Angraと比べてやや声に艶がなくなってきたような気もするが、伸びやかなハイトーンは変わらず、より円熟味を増したともいえる。

ボーナス･トラックの“手を取り合って”はQueenのカヴァー。フレディ・マーキュリーと同じく、アンドレもサビの部分を日本語で歌っている。
AngraとQueenといえば個人的に思い入れのある２大バンドであるため、アンドレがこの曲をカヴァーしたのは嬉しい驚きだった。

このジャケット、じっくり見てると目が回ります(笑)

元ANGRA〜SHAMANのアンドレ・マトスのソロ2作目。2009作
前作「Time To Be Free」において、自身の音楽的方向性を総括するかのような
見事な力作を作り上げたマトスが、 本作においては人間の精神分析的なテーマを扱った
濃密なサウンドを描き出している。細かな穴の開いた意味ありげなジャケデザインも面白いが、
楽曲の方もかつてのANGRAやSHAMANを思わせる雰囲気を随所に漂わせつつ、
ファビオ・リベイロのシンフォニックなシンセワークとともにメロディアスなハードロックを展開。
マトスの伸びやかな歌声も健在で、メタリックな疾走曲から繊細なバラードまで、ときに優雅な
クラシカルさも匂わせながら、やわらかみのある繊細さで聴かせる力作に仕上がっている。
SHM-CDの効果もあってか音質も抜群。

元ANGRA〜SHAMANのアンドレ・マトスのソロ2作目。2009作
前作「Time To Be Free」において、自身の音楽的方向性を総括するかのような
見事な力作を作り上げたマトスが、 本作においては人間の精神分析的なテーマを扱った
濃密なサウンドを描き出している。細かな穴の開いた意味ありげなジャケデザインも面白いが、
楽曲の方もかつてのANGRAやSHAMANを思わせる雰囲気を随所に漂わせつつ、
ファビオ・リベイロのシンフォニックなシンセワークとともにメロディアスなハードロックを展開。
マトスの伸びやかな歌声も健在で、メタリックな疾走曲から繊細なバラードまで、ときに優雅な
クラシカルさも匂わせながら、やわらかみのある繊細さで聴かせる力作に仕上がっている。

1曲目でレインボー、2曲目でストライパーを彷彿させ、それでもクサメタルの威厳を失うことなく突き進む。
いやはやアンドレ・マトスの作曲能力にはまいど感心させられますわ。
手を変え品を変え次々とまぁこんな良くできた曲を考え付きますなぁ。
アングラ時代からファンですが（ヴァイパーのときはこんなすごいやつとは想像もしなかった）、当時のスタイルを崩すことなく毎回新鮮さを感じさせてくれるのは現在この人しかいないかもしれない。（サシャ・ピートと組んでたやつはちょっと意外だったが）
SHM-CD仕様でリズム隊の迫力がビシバシ伝わってきます。サウンド・プロダクションも最高、クラッシックを聴いてる時のようなダイナミックさもあります。
でもこれらの曲をどうやってライブで演奏するのか見ものってくらい難しそう。きっとドリームシアターなんかより難しいんじゃないかって思う、そう、変拍子やテクニックに加えジャーニーのような洗練さが必要になるような曲ばかりが詰まってます。
前回のジャーニーのカバーもよかったが、今回のクイーンも前々ハマッテます。
余談ですがアンドレ・マトスの顔、スティーヴ・ペリーに似てきた。