かわいい絵がよい。でも、この障害のひきおこす騒動と、治療の過程が克明に描かれていて非常によい入門書になるのではないでしょうか。

テーマはけっこう重めなんですが、
可愛い絵柄とほんわかした作風で読みやすいです。
知的な遅れのない発達障害児は、
障害特性ゆえの問題行動も、
ただのワガママにしか見えなかったりします。
親や周りが本人が困っていることに気付き、
フォローすることがとても重要です。

この本に登場する息子さんも、
著者であるお母さんが障害に気付き、
夫婦で接し方を変えたことで、
トラブルが減り、楽しんで学校に行くようになりました。

発達障害の入門編としてオススメの一冊です。