今回のパッケージは「シンプル」を目指したデザイン。内容的にもアイドル臭さが抜け、20を迎えた2人の人間性が現れ始めた一枚といえる。4・6~7nd.シングルのA面、ドラマ「青の時代」「君といた未来のために」の主題歌、1999年大ヒット曲「フラワー」、二人の自作曲などを収録。
光一さん作曲の【Peaceful World】は、ダイアナ妃が地雷を拾いに行く…というニュースを聞いて作った歌だそうで、読めば読むほど深い歌詞です。ストリングスやコーラス、その他のパーカッションなどがバランス良く効いていて、曲調にワールドワイドな広がりがあり、イメージに入り込み過ぎて涙が出てくるほどでとてもお勧めの楽曲。剛さん作曲【さまざまな愛】はゆったりとしたリズムで、情緒豊かな、揺れ動く青少年の心のうたというカンジ。剛さんを身近な存在に感じるのは、この作詞センスと言うか、人間の内面を掘り下げて、弱いところも全部肯定して、勇気づけてくれるカンジがするからだと思いますね。
全体的に曲調が大人しめで、今までのアルバムに比べてやや華やかさに欠けるが、99年のまったりとしたKinKiの雰囲気に似つかわしいも