長澤つぐみさんの怪演
★★★★★
なかなか良く出来たドラマでした。『ゆきおんな』と比べると、こちらは全編を通して、どことなくヒンヤリとした緊張感の有る、張り詰めた空気が流れています。長澤つぐみさん演じる『美月』は、現在は貞淑な新妻で、過去は誘惑を武器とした凄腕のヒットウーマンと言う筋立てで、ストーリーが展開して行きます。結構バイオレンスなシーンが有りましたが、長澤つぐみさんは凄いですね。余裕で緊張感の有るストーリーを演じています。バイオレンスも結構凄いですが、エロも期待を裏切らず凄いです。(…R-18指定です。)長澤つぐみさん全裸で両手足を鎖で拘束され、監禁と拷問を受けたりと、正に体を張って頑張ってくれています。(前半には夫との幸せなエッチシーンも有りますので、ご安心を…。)ちなみに特典映像15分には、メイキングシーンが収録されていますので、長澤つぐみさん他共演者の和気あいあいとした撮影風景が見れます。バイオレンスとエロを取り混ぜた、Vシネマによくあるドラマですが、ストーリーの筋立て・長澤つぐみさん・他共演者の好演技で、良い意味で緊張感の有るドラマに仕上がっています。しかし…長澤つぐみさんの眼力は凄い迫力有りますね。これは正に怪演だと思います。バイオレンス×エロで緊張感の有る、張り詰めた空気感を求めるならこの作品を…暖かい空気感のエロを求めるなら『ゆきおんな』をオススメします。最後に…ラストはやはり、ああなるしか無かったのでしょうかね…。