どれも「バッハの遺作」にふさわしい解釈で出来上がっていて趣が有ります. 今回購入すれば,4枚目の「フーガの技法」になるわけです.
この「バッハの遺作」の最大の魅力は,最後の未完フーガ「3つの主題によるフーガ」でしょう. 4つ目の主題が奏でられるはずであった事から,レーベルによっては,「4つの主題によるフーガ」となっている物も有ります.最後の途中で「ぱっ」と消える演奏に250年前の傷心の中でこの世をさったバッハに思いを走らせているのは,私だけでしょうか.