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鈍感力 (集英社文庫)

価格: ¥420
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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かるい気持ちで読めばけっこうおもしろいです ★★★★☆
渡辺淳一さんのご講演を拝聴する機会があり、文庫になったこともあって、駅で買ってみて、新幹線で読みました。ご講演内容とほぼ重複したのですが。。。

要は、イヤなこと、つまづくことは誰にでもしばしばある。でも、それに敏感に反応してはエネルギー消費も大きいし、つらい時間を生きることになっちゃう。だから、「鈍感力」の出番がある。悩まず、多少なりともノーテンキに生きたほうがよい。気楽で、のんびりした、ぬいたようなセンスが、もうちょっと、あると、助かることって結構多い。

“ゆるキャラ”のすすめ、みたいにも読めました。もうちょっとマジメにいうと、読んでいて聖書の「心を悩ませるな」という一節を思い出しましたし、般若心経の「ココロになあんにもこだわりがないと怖いものがない」という所とも重なりました。自分もけっこう“気にする”タイプなので、多少なりとも目からウロコが落ちた気分で、読んでトクしたきもちになりました。マジメに、真剣に読破する、というような書物ではぜんぜんないです。が、諸事に悩みがちなかたには参考になるかもですよ!自分はこれ読んで少しホっとして、“たすかった”ので、感謝のキモチをこめて、星4つです。
鈍さと強さは違う。これを勘違いするとただのイタイ人間に。 ★☆☆☆☆
ネーミングは確かにさすがですね。でも内容が・・・そこらの安易なポジティブシンキングと同じじゃないですか?内容はひねりなし、新しさなし。ネーミングへのこじつけっぽいし。

ポジとネガは表裏一体なんですよ。闇があるから光が分かる。尊敬できる大人、いい仕事をする人は感受性豊な繊細な心と真面目な一途さと強い信念に基づいた行動力を併せ持っている人だ。若い時はさんざん悩んであがけ。そうしないとひらけない。それも無駄ではなかったと思える日がくると。そんな言葉をどこかで読んだが、その方が説得力あった。説教にこの「鈍感力」というキーワードを真似て使う方々もいるが、そういう人に限って自分のプライドが傷つくのだけにすごい敏感で恋愛も仕事も何事も怖がってトライせず現実逃避してるから他人の事とやかく評論するだけだっり・・・それに恥らい忘れたオバタリアンやオジタリアンとかには憧れられない。

やはり中田英寿のような繊細な感性とタフで真面目な実行力の持ち主が世界共通・時代が流れても、残って評価されるのでは。この本は・・・どうかな?
鈍感力とは誤解を生む言葉だ ★★☆☆☆
完全に鈍感でしかない話も登場するが、主旨としては色々な面においてタフさを
伝えたいのだろうと思う。
イヤフォンで大音量の音楽を聴く生活を続ければ、隣でくちゃくちゃ口を開けて食事をする
行儀の悪い人のことも気にならない鈍感力を身に付けられる。
と書いて、聴覚が鈍った人の態度も行儀の悪い人もずれていることを強調したい。
タフさは重要だが、鈍くなりすぎ、それがゆえに強くなったと勘違いするのには注意が必要だと思う。
なんで売れたかというと、ネーミングが良かったからか、と納得。("運・鈍・根"って昔からよく言われます) ★★★☆☆
ベストセラー「鈍感力」が文庫化されたということで読んでみました。なぜそんなに売れたのか、というと「バカの壁」と同様、本書もネーミングの勝利と言ったところだったのか、と納得しました。内容的にはごく普通。「なにごとにも神経質にならず、いい意味で、すべてに鈍感で、なにごとにも好奇心を抱いて向かっていくこと」が大事だというわけです。これでは、「野球の打撃のコツは"ボールをバットの芯でとらえる"ことです」と説いているのと同じくらい、自明な内容です。多少、医者としての視点も出てきますが、あまり目新しい内容はないですし… 章の最後に何でもかんでも「鈍感力」で強引にまとめようとしたり、引例としてはあまり相応しくない話・主張(*)を持ち出したり (*例:不倫カップルの話、出産経験者は男性・未出産女性より"タフ"という主張)。こういう内容を書かせるのも著者の「鈍感力」のなせる業なのかな?(苦笑) あるいは老人力? まぁ、最後まで読んじゃいましたけど。

本書でいうところの"鈍"が大事、ということであれば「やわらかな心をもつ―ぼくたちふたりの運・鈍・根」(小澤征爾, 広中平祐)や「生きること学ぶこと」(広中平祐)の方が個人的には面白かったですね。
期待はずれ ★★☆☆☆
この題名と装丁で売れちゃった?文庫になったので買って読んでみましたが〜
鈍感になれたら楽だってことは誰だって分かってるけど、それが出来ないから
苦しんでるわけで。考え方を変えればいいという心構えを持つのは大事です。
鈍感に生きるっていうのは今の時代だけでなく自分を追い込まないためには
大事だというのは改めて思いますが・・・読んでいて不倫を認める言い方や
子供を産んでない人はどうこうという内容はどうかと思いました。
子供が欲しくても出来ない人は傷つくと思います。それも受け取り方次第、
鈍感になれと言われると、もう返す言葉もなくなるというか?
酷いことを言われても飄々とかわすというのは大事でもありますね〜
真正直に受け取らないということでしょうか?なんか鈍感になりたいけど
鈍感になりたくない!っていう感想を持ちました。