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真夜中のカーボーイ (2枚組特別編) [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
カーボーイとネズ公 ★★★★★
夢を抱き都会へ出た若者とそこに待ち受ける厳しい現実が見事に描かれてます

主役のカーボーイは正直ダサいんですが、そこがいかにも上京した田舎の勘違い若者って感じで哀愁が漂っていて良かった

最後現実を見据え、あんなに愛用していたカーボーイ衣装を捨てまともに働く事を決心する主役とリコがフロリダを前に・・・のシーンは胸に来ます
決して目茶苦茶泣けるという映画では無いですが色々な要素が凝縮された名作です。
水野晴男先生のカーボーイ ★★★★★
最近初めて視聴しましたが、リアルタイムで見たわけでもなく、
世代も違うものが見ても中々、感傷を揺さぶるいい映画です。
さすがアメリカンニューシネマを代表する映画と言われるだけの
ものはあると思いました。
最近の映画の中から面白い映画を探すよりも、過去の評価の定まった
名画を見たほうが当然のことながら当たり率は高いでしょうね。

故人、水野晴男先生命名のカーボーイだけあって、何かホモセクシャルな
空気が漂う。
どうも、真夜中のカウボーイ自体、ゲイの隠語らしいですね。
男たちの友情が昇華すると、悲劇的なラストと相まってプラトニックな恋愛に
似た高貴なものに変化する。
全部は見ていないけど、日本のドラマ「傷だらけの天使」もオチといい、
この映画というかアメリカンニューシネマの影響を多分に受けていただろうことを
思わせる映画でした。

ダスティン・ホフマンは確かにうまいけど、俺ってウマいだろ?という
過剰な演技がやや鼻につく。それよりも、カーボーイ役で大根役者として
有名らしいボイトの田舎モノぽい素の演技がかなりハマって可愛かったです。

いやあ、映画って本当にいいものですね。
主演の二人の名演技が楽しめる作品。 ★★★★★
ジョン・ボイト、ダスティン・ホフマンの二人が、どちらも甲乙つけがたい素晴らしい演技。
当時のベトナム戦争時のアメリカの病んでいくさまが、克明に描かれています。
若者が夢などもてない、アメリカン・ドリームなんて絵空事の世界。ドラッグ、フリーセックスなどが当たり前のようになり、古き良き時代のアメリカなど姿かたちのないニューヨークの中流社会が描かれますが、皮肉です。
社会の底辺で生きる若者の姿は悲愴です。
富を優先してきた時代の犠牲者ともいうべきか?
あこがれのフロリダを目指しながらも、たどりつくことができなかったラッツォ。フロリダにたとえ行けたとしてもそこは楽園ではない。当時のアメリカに夢の楽園などない、バスの中のジョーのあきらめにも似た絶望の表情が忘れられない。
ベトナム帰還兵の役で、アル・パチーノが出ていたらしいですが、そのシーンは上映されていないのが残念。



ラッツオごっこやりました? ★★★★★
封切(死語?)された時中学生の私は自転車で友達と渋谷の映画館でオトナに混じり観ました。次の日から公衆電話(死語?)の返却口に脚を引きずりながら指突っ込むのが習慣となりました。それから十年後。新宿のジャズ屋で知り合った奴が同じコトやってたの聞いて友達になっちゃいました。しかし彼はラッツオの様に五十にもならないのに飲み過ぎで死にました。歌舞伎町で二人でやったラッツオごっこが哀しく思いだされます。
New Hollywoodの象徴 ★★★★★
とかく乾いたアコギと、湿ったハーモニカの音色が印象的な映画だが、内容もまさに二面性
を表現していて、田舎から出てきた好奇心に溢れる若者と、都会でボロ雑巾のごとく、どう
にか生きながらえている男。都会の闇に溺れながらも、どうにかこうにか反体制的に
生きる姿が心を打つ。

監督のジョン・シュレシンジャーはイギリス出身の事もあって、単に都会的な若者の荒廃を
描くんじゃなくて、客観的にみたアメリカンドリーム、そして理想と現実の圧倒的な差を
見事に描ききってるところが偉大だ。単にアメリカナイズされただけの作品とは一線を引い
ている。ジョーの少年、青年時代の回想、ラッツォの夢に膨らむ妄想なんかのシーンを巧み
にとりいれ、現実から遊離していく心の隙間の表現なんかは見事すぎる。

あどけなさと、やるせなさの両方を見事に演じきったボイトも凄いが、この映画の
ダスティン・ホフマンは神がかってるよなぁ。まさに死に向かう人間は、あんな顔をする
んだろうと思わせてくれるほどの演技作りに脱帽。

ラストのジョーの決意、そしてボイトは・・・まさに最後まで反体制の矛盾を的確すぎる
ぐらい(だから泣ける)描いたアメリカン・ニューシネマの傑作だろう。