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セクシィ古文! (ナレッジエンタ読本 8)

価格: ¥19
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: メディアファクトリー
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古文嫌いの古文 ★★★☆☆
いまだ古文嫌いのところが抜けないもので、「性」的古文であっても、どうも読む気がしないのですが、
筆者同士の対談は、現代と古文の書かれた時代を行きつつ、「性」の世界を描いてみせ、
興味が尽きないです。
古文をネタにして楽しむには面白い本 ★★★★☆
結論から先に言うと、この本で古文に興味を持って古文が好きになって古文の成績が上がるか、と聞かれたら、すっぱり「NO」と答えます。
古文全般がこういう作品なら話は別ですけどね。
とりあえず、古文の作品中からエロネタ、シモネタで笑える部分のみを抜粋して、それを現代語訳(しかも若干2ちゃんねる風)にして楽しむ本。
世界地図で「エロマンガ島」という地名を見つけて地理が好きになったり得意になったりする人がいないのと同じような感じです。

ただ、本の内容そのものは面白いです。
しょっぱなのイザナギとイザナミの話は、自分は実はイザナギ・イザナミを祀っている江田神社の近くに住んでますが、「おまえら一体なにしとんじゃ!」と吹き出してしまいました。とても神社に初詣に来てる(異様におごそかな雰囲気の)参拝者には見せられないアホ神様です。
もうこのまま、「しか、よし!」が日常の合言葉になりそうです。米語なら「Sounds good!」といったノリで、なんとなく軽くもイカした感じでキメられそうです。

他にも「昔の人はアホや…」と思うものから「現代人と変わんねーな…」と思うものまで様々なネタを数ページずつで取り上げてるので、「セクシィ」の部分だけビニールテープか何かで隠して電車やバスの中で読むにはもってこいな本だと思います。
直接役にはたちません ★★★☆☆
実は高校生の時にこのような形での古典の探索をしていた時期が私にもありました。もっとも当該部分とおぼしき部分をやっと見つけても、例の岩波の日本古典体系では、詳しい注釈があるわけではなし、なかなか意味が多義的な部分もあり、とってもじゃないけど、楽しむという感覚得られないというのが、正直な感想でした。本書は、当該部分の抜粋の抽出、そしてその部分についての懇切丁寧な解説、章ごとには両田中さんの間での対談まで収められています。また註では時代についての歴史的な基礎知識が実に丁寧に註で取り上げられています。取り上げられている話(同性愛、性倒錯からscatologyまで登場します)もヴァリエーションに富んでいて、時代の拘束のなかでも人間の想像力の考えることは余り変わっていませんね。そして男女の間の永遠の感性のすれ違い、これもいつも変わらないものです。
古典好きもそうでない人も一読の価値あり ★★★★★
文章パートが秀逸です。学者先生のサービス精神もあるでしょうが、
内容そのものが非常に興味深く、引き込まれます。

ペン先に「神」が宿るイタコ漫画家、田中圭一氏の漫画解説パートは言わずもがな。
手塚画風で怒涛のように下ネタが出てくるので、腹をかかえて笑えます。

エロは人の興味を引くもの。教科書の古典には興味を見いだせない中高生に与えるのもいいでしょう。
学生に副読本としてオススメするのは大いにアリです。

面白くていい本だと思います。
「セクシィ古文」というよりは「エロチック古文」 ★★★★★
高校生のとき、古文が苦手でした。文法的に難しかったし、(高校生として)内容的につまらなかったし。しかし、古文の教科書では、本書のような内容をスルーしていたんですね。本書で取り上げた題材、面白すぎます。(^o^) 「宇治拾遺物語」や「古今著聞集」にこんな内容の話が載っていたなんて! こういう古文があると知っていたら、古文にも好奇心がむくむくともたげてきて、古語辞典にも首っ引きになっていたかもしれません。(「新解さんの謎」みたいに(笑) ちなみに本書の巻末に"セクシィ古語辞典"(4頁)が載っています) 好きこそモノの上手なれ、です。(^-^)

通読すると、昔の日本人は実に開けっぴろげであっけらかんな感じですね。貞操観念がまったくと言って良いほどないような。しかし、それは当時の平均寿命などの生活条件の厳しさを考えれば、止むを得ない一面もあるのかも。当時の美人の条件("髪"が命)も、当時の夜の生活スタイルを考えると自然な成り行きなのかも。(小野小町の肖像画を見ても、今の我々にはピンときませんが、当時の生活スタイルを斟酌すると「萌え〜」となるのかもしれません)今の我々の"常識の尺度"で判断してはいけないんですね。(「アフリカを食べる/アフリカで寝る」でも同じような感想を抱きましたが)