きれいに割れる、割れないの賛否両論で買おうか悩みましたが、結局のところ、薬が硬いか硬くないかのようです。
自分が割りたい薬はそれほど硬い薬ではないようで、きれいに割れました。
はさみとかで試に薬を切って（割って）みて、あまりにも硬い薬はきれいに割れないかもしれません。

　慢性疾患で、副作用が少なく病状を抑えられる処方を数週間単位で探す日々が２年半以上続いています。今回も新たに試した薬の副作用が強そうなので止めることになりましたが、中枢神経に作用する薬のため急にいきなり全量を止めることも出来ず、徐々に減らしていかないとなりません。これまでは調剤薬局で割錠してもらったりしていましたが、今回は自分でより少量ずつ減らしてゆくつもりで購入しました。
　赤／青の部分は滑り止めが非常に効いていて直径6mmの錠剤を置くのも簡単でした。が、ゆっくり割ったり早めに割ったりと４回試しましたがいずれもきれいに半分には割れませんでした。これはタブレットカッターの性能というよりも、錠剤に使われているバインダーの性質にも依存しますので、特に減点の対象ではありません。また、直径6mmの錠剤の半分に割った半円状のものを使って、更に半分に割って四分の一にすることもできました。

　本体の素材は安いポリスチレンではないかと思います。赤／青部を固定するために、赤／青部の本体の底面部にＶ字型の切れ込みが入っています。そのためＶ字型の扇の要の部分に力が集中するので壊れやすいと思います。赤／青部底面のＶ字穴のある部分全体をプラ板等で補強すると相当寿命が延びると思います。

　が、刃の切れ味が落ちればその点からも寿命がくると思います。カッターナイフの替え刃に良く似た刃ですが厳密に同じものではありません。結局は使い捨ての製品です。
　本体上部を開きすぎると刃に触る可能性があるので注意が必要です。
　鍵つきと謳われていますがキィロックが出来るわけではなく、樹脂のレバーの弾性を用いた簡易ロックです。本体の穴に差し込むだけですので是非使ったほうが良いと思います。

　割った錠剤を保管できる構造になってはいますが、本体下部と本体上部（ふた）の側壁の端面が単に突合しているだけなので、気密・水密性能は期待できません。吸湿性の薬剤を湿度の高い時期に長期間（といっても数日）保管するのには向かないと思います。

　値段通りの製品ということでしょう。刃を交換可能にする、本体下部と上部との密閉度を上げる等、日本人の設計であれば値段は倍でも倍以上の使用価値のある製品が出来ると思うので星三つとします。

親戚の家で、ホッチキス型の錠剤カッターを使っているのを見たことがありますが、
うまく割れていない気がしました。
こちらの商品は、半分にきれいに割れます。
カッター部分が、文房具のカッターの刃と同じなので、
自分で刃の取替えが出来ればよいのになぁ、と思います。
　

小さな錠剤のセットがしづらい、刃がむき出しなので危険、と問題はありますが、小さな子供に使わせないのならOKでしょう。この価格なら納得できます。

ちゃんと半分に割れました。
ブルーの部分は滑らないような素材でできていて、錠剤が
滑ってずれることがなく、サクッとカットすることができました。
本体が透明なので、錠剤の真ん中に刃が来ているかどうかの
確認もきちんとできて良かったです。

ただ、カットした後の錠剤をトントン…と手に出そうとして、
ついつい、上についた刃で手もカットしてしまうことが数回。
フタ部分よりも刃が飛び出ているからなんでしょうか。
うっかりものの私にはそこだけが不安材料です。