ラヴィン・ユーだけじゃないミニー
★★★★★
ミニー・リパートンといえばラヴィン・ユーなんですが、それだけじゃない。
っていうかそれだけしか知らないっていうのは勿体無い。
他にも素晴らしい曲が目白押し。
あの比類なき超高音にしびれるも好し、温かみ溢れる中音域に包まれるも良し。
最高級の女性ヴォーカルに間違いありません。
「歌うことの幸せな気持ち」が伝わってきます。
★★★★☆
いろんなアーティストがカバーしているLovin' You。
ミリー・リバートンよりもっと売れている人が歌っても・・・
なぜか、ミリーを超えられない。
なぜか物足りないんですね。
やっぱり、Lovin' Youはミリー・リバートンでないとだめです。
この歌に対する思い入れが全然ほかのアーティストと違うんです。
自分の子供への子守唄として歌っていたので、彼女の体の一部になってしまっているんだと
思います。
オクターブの幅を評価する人もいますが、それより私は彼女の「歌うことの楽しさ」が
聴いていると伝わってくる・・・
この感覚がたまらなく好きです。
Lovin' You以外のナンバーも彼女の優しさと、圧しの強いパンチの効いた迫力に包まれた
すばらしい仕上がりになっています。
長く親しまれてきたボーカルとそのナンバー。
ずーと手元において、聴き続けていきたいと思う一枚です。
私は彼女の代表作『Lovin' You』を、結婚披露宴の新婦退場シーンで流しています。
新婦のウエディングドレスを引き立てる、
また、サプライズで一緒に手をとって歩まれるお母様をやさしくねぎらう・・・
ハートフルな雰囲気になる瞬間です。
ビルボードのナンバー・ワンとなった(1975年4月)大ヒット曲 『ラヴィン・ユー』に寄せて
★★★★★
5オクターブとも言われる彼女の美しいハイ・トーン・ヴォイスが特徴ですが、元々は彼女の子供たちに歌った「子守り唄」なのです。
スロー・バラードで、バックに小鳥のさえずりがずっと流れているもので、彼女の名前を一躍有名にした曲です。R&Bという範疇を超えて万人に愛されるポップスですね。
その愛すべきバラードは、その後日本でもヒットし、今でもよく聴かれています。
この美しいメロディーを彼女はとても優しく慈しむように歌っています。良く聴けばとても難しいオクターブ以上の跳躍も難なく軽やかに歌いきっています。テクニックの凄さを感じさせないところに天性の歌姫の才能を感じます。
甘さと温かみが内在する声質や、ハートフルだけれど、透明で可憐な歌唱がまた愛される所以でしょう。
スティーヴィー・ワンダーに見出されて、プロデュースされたこの「ラヴィン・ユー」は大ヒットしましたが、その4年後、31歳の時、乳癌のために亡くなりました。2人の幼い子供を残しての旅だちです。歌いつづけていたら、ダイアナ・ロスを超えるような大歌手になっていたかも知れませんのに。
「ラヴィン・ユー」は、30年経った今でもよく聴かれています。その透明でキュートな歌声は、CDの中に今も息づいています。本当に素晴らしい歌唱でした。
予想以上のFUNK
★★★★★
ラヴィンユー目的で購入したが、
それ以外の曲の完成度に驚いた。
他の曲も今でも十分聴ける。
しかも、とてもファンキーなんです。
美声を上手く活かしてあり、
一発だけのアルバムではありません。
古き良き1枚!
ミニーの永遠の詩を感じてください。
★★★★★
ライナーノートに「5オクターブの声を持ったシンガー」と明記されるように、驚異的な広い声域の持主。4曲目、1975年4月ビルボード第1位「ラヴィン・ユー」は、おなじみの曲で、鳥のさえずりを入れた素敵な曲です。
彼女は胸のがんと戦っていました。当時のカーター大統領から「最も勇気ある女性」として表彰されます。が、右腕にがんが転移する悲しい境遇でありながら、「わたしはブルーに落ち込むことはしない。悲しい感情で歌わない。」とどんな悲しみの中にいても悲しみのブルースは歌わなかったのです。彼女の死後,夫やマネージャーらの手によって「愛・生命・永遠」をテーマにアルバムが作成されていいますが、このアルバムはそれらを含めたベストアルバムです。