Chillとは｢融合｣、でもって｢Flamenco Chill｣で、
ﾌﾗﾒﾝｺと電子音楽の融合と言う事で、その創設者が
このChambaoと言う事らしいです。ﾃﾞﾋﾞｭｰｱﾙﾊﾞﾑのﾀｲﾄﾙはずばり
｢Flamenco Chill｣でした。このｱﾙﾊﾞﾑにも、そっちから何曲か入っていますが、
当時の音は、電子音を意識した音作りで、ﾌﾗﾒﾝｺ色が薄まっており、個人的には
あまり好きではありませんでした。
ここに来てﾌﾗﾒﾝｺ回帰が鮮明と言うか、｢融合｣がｽﾑｰｽに為ったと言うか、Flamenco Chillと言っても、
ﾌﾗﾒﾝｺの哀愁の調べが前面に押し出された様で＝気持ちのいいﾌﾗﾒﾝｺ･ﾎﾟｯﾌﾟｽになっています。
その好例が｢Playas de Barbate｣とか｢Pokito a poko｣でしょう。
この後、彼らの最高傑作（と私は思っています）｢Papeles Mojados｣が発売されますが、
これなんか。本当に軽快、哀愁のﾎﾟｯﾌﾟｽとなっています。

ﾒﾝﾊﾞｰは前は３名､今は２名でﾗ･ﾏﾘとｴﾃﾞｨ｡ｽﾍﾟｲﾝはﾏﾗｶﾞの出身。
ｼﾞｬｹｯﾄに写っているのが、ﾗ･ﾏﾘで、かのﾘｯｷｰ･ﾏｰﾃｨﾝと彼のﾋｯﾄ曲｢Tu Recuerdo｣
ﾃﾞｭｴｯﾄしたのが彼女です。ﾘｯｷｰは彼女のことを”one of the sweetest and communicative
voices"と評したそうです。
同ジャンルに、｢ojos de brujo｣がいます。良いライバルだと思います。