いままでの自分の不勉強のためだと思うが知らない陽性尤度比がたくさん出てきた。
非常の勉強になった。多くはJAMAのclinical rational seriesからの引用だが、他の文献からの引用もあり勉強になった。
ただすべての記載に関して参考文献が示されているわけではなく一部著者の考え方も載っているのかもしれない。そこが残念だった。ただ全体としてはおもしろくある程度臨床経験のある医師にとっては興味深い本だと感じる。
僕が本を書くなら最後に臨床問題をつけて「この患者では肺炎の確率はどれくらいでうっ血性心不全はどれくらいの確率で否定できる」などの問題と解説をつけたかもしれない。そうしたらほんとにおもしろい本になると思った。